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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:国際シンポジウム

タイトル: 2010年度 首都大学東京×ソウル市立大学 日韓交流 
実 施 者: 松田さとみ・富永真規子・染谷春香・松川健宏・岩田聡実
実施場所: ソウル市立大学
実 施 日: 2011年 2月 4日
対  象: ソウル市立大学及び首都大学東京の学生

毎年、首都大学東京とソウル市立大学(UOS)の生命科学コース間で約7~10日間の学校訪問を行っています。この訪問は国際演習の一環であり、国際的に活躍できる人材を育てるとともに、両大学の研究力向上を行っていくことを目的としています。
今年は秋に首都大学東京から学生が出向き、冬にUOSからの学生を迎える予定です。この報告書を通して、皆様に日韓交流の意義を理解してもらい、出向く側、迎える側という2つの立場での積極的な参加を促したいと考えています。

以下は昨年度UOSに出向いた際の日程です。今年行くことを考えている学生の方は参考にしてください。
 2月4日 出国、UOSの学生・教授と交流会
  5・6日          市内観光
 7〜9日 研究室に配属され、実験手法を学ぶ
 10・11日 UOS-TMU Joint Workshop (KANGCHON TRAINING CENTER)
      帰る途中観光あり
  12日 帰国


*研究室配属
UOSの生命科学コースはMolecular and PhysiologyやCell Biologyなど、生命デザイン系の研究室を中心として構成されています。分野が被っている方はもちろん、被ってない方でも手法や研究内容など、多くの学生にとって非常に参考になることと思います。
研究室に滞在する時間は一日9~10時間程です。

*研究報告会
教授やドクターの方々の口頭発表後、日本メンバーはポスター発表を行いました。韓国の学生は非常に積極的で、ポスター発表の時間は常にポスター説明をしている状態になります。学術的な表現、論理的な説明が求められるので、日常会話とはまた違った英語力を養うことができると思います。



*交流会・観光
多くのUOSメンバーと仲良くなることができました。


☆UOS学生来日の際には、歓迎会やセミナーでの発表など、積極的な参加をお待ちしています!!
とても貴重な体験になること間違いなしです(^^)/



2010年度 UOS×TMU交換留学の感想

UOSでは、忙しくもとても充実した日々を過ごすことができました。参加するにあたって、ひとつだけ、「英語を話さなくてはならない」ということが懸念事項でした。行ってみてわかったことは、伝えよう!という気持ち次第で英語はどうにかなる、ということです。英語がコミュニケーションツールであると実体験を持って認識できたことで、以前よりも英語に対する苦手意識も少し払拭されたように思います。UOSの学生とは、帰国してからもメールのやり取りをしています。このように、一度出来た交流関係が「行っただけで終わらない」これが、UOSとの交流の醍醐味だと感じています。 (植物ホルモン機構M2:松田さとみ)

普段研究している専門分野とはまったく異なる研究室に滞在することになり、とても不安でした。しかし、現地では先生方をはじめ、学生の皆さんが温かく迎えてくださり、とても充実した時間を過ごせました。UOSの学生の皆さんは本当にフレンドリーなので、滞在していた研究室だけでなく、多くの学生とコミュニケーションをとれました。帰国後もfacebookを利用して、連絡を取り続けています。韓国の同世代の同じサイエンスを学んでいる学生同士で、科学のことは勿論、お互いの文化や生活に触れることができるこの企画にぜひ皆さんも参加してみてください!! (植物ホルモン機構M2:富永真規子)

韓国では、観光・研究室訪問・リトリートと大きく3つのイベントがあった。研究室訪問では、各々が研究室へ配属されそれぞれの時間を過ごした。私はやってみたい実験があったため、それを研究室のメンバーと共に3日間行った。自分の研究内容を英語で伝えることは初めてだったためとても緊張したが、多くの人が懸命に耳を傾けてくれて嬉しかった。最終日には、研究室のメンバーからお別れのプレゼントをもらい、とても感動した。一週間の滞在を経て、国や言葉を超えて密な交流ができたと感じる。このつながりを大切に引き継いでいきたいと思った。 (発生プログラムM2:染谷春香)

研究室配属やポスター発表だけでなく、英語でのコミュニケーションがとてもためになりました。9日間だけでしたが、常に英語で喋ることで、英語への苦手意識がなくなりました。将来、海外の研究室や海外で働くことに興味がある方には、特に行くことをお勧めします。英語でのコミュニケーションは、UOSメンバーがTMUを訪問した際にも出来ることなので、是非皆さん積極的にコミュニケーションをとってください。また、UOSのメンバーはとても良い人達で、今年の夏には個人的な旅行で韓国に会いに行ったくらいです。TMU側もUOSの方達が出向いた際には、盛大に迎え入れればと思います。 (環境微生物学M2:松川健宏) 

ソウル市立大学との交換留学で私がラボ体験をしたのは、Virology(ウイルス学)の研究をしている研究室でした。そこでの実験はSDS-PAGE等の学部3年次の専門実習で行ったような実験でした。もちろん、実験の目的や実験操作はすべて英語でしたが、慣れない英語を理解しようと集中して話を聞くので、普段より集中度が高かったと思います。(笑)UOSのラボメンバーはとても仲が良く、実験以外でもとても充実した時間を過ごすことができました。コミュニケーションには、完璧な文法よりも、相手に伝えようとする姿勢が大事なのだと身をもって学びました。とにかく、とても楽しく充実した約1週間でした!!(^_^)/ 
(環境微生物学M1:岩田聡実)
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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