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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:国際シンポジウム

タイトル: TMU-UoS Poster Presentation
実 施 者: 平石拓海
実施場所: in the atrium of the first floor in Build.8, TMU
実 施 日: 2022年 11月 21日
対  象: TMU及びUOSの教職員と学生

<概要/目的>
 TMU内だけにとどまらず、国外の学生とも交流を図ることで研究を行う上で重要となるコミュニケーション術を身に着ける。また日本語が通じず、英語でのコミュニケーションを取る他ない国外の学生との研究のディスカッションにより、(日本語に頼らず)英語だけで議論する能力を高める。

<方法/企画としての特徴>
 上記の目的のために、2022年度のTMU-UOS Bioconferenceに参加し、自身の研究発表とUOSの学生の発表の傍聴の両方を行った。

<活動内容/具体的成果>
 発表時間は30分と短かったものの、その中で英語のみを使っての研究紹介を2名の学生に行うことができた。またUOSの学生の研究発表を3人分聴くことができた。

<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
 自らが発表する際にも、UOSの学生の発表を聴く際にも、こちらから話しかけることを意識した。自分が発表する際には、ポスターに興味がありそうな学生がいたら積極的に「Hello, I'm interested in this insect!」と明るく話しかけ、自分の研究対象であるテナガショウジョウバエの話へ誘導するようにした。明るい雰囲気を心掛けつつ、こちらから声をかけることで、相手方としてもより積極的にこちらの話を聞いてくれたように感じた。また逆にUOSの学生の研究を聴く側になった際にも、興味があって発表を聴きたいという旨をこちらから伝え、また聴いている際にも僕自身が理解できた時や驚いたときなどのリアクションを分かりやすく伝えたことで、相手方の気持ちの良い発表につなげられたと感じた。本企画を通じ、発表を行う人/聴く人のお互いが有意義に議論するためのコミュニケーションスキルを伸ばすことできたと思う。

 当日は自身の英語力や研究への理解を試す目的で、英語での台本やカンペ等は一切用意することなく臨んだ。そうした状況でも、これまでのラボ内でのゼミを通じて養った英語力だけで、聞いてくださったUOSの学生には問題なく内容を伝えることができた。向こうからも、いくつか本質的な質問があったことからも、十分に伝えられたという手応えを感じた。また、それらの質問にも即興の英語で対応することができた。今の英語力も、学内の先生方や留学生の方々に比べればまだまだであると実感しているものの、今回の企画を通じていくばくかの自信になった。

 (オーガナイザーでない人間が口を出すべきことではないかもしれないが)、ポスターセッションの区分の仕方には改善の余地があると感じた。今回のポスターセッションは2グループに分けられ、発表時間が計1時間の中で、発表者の半分(グループA)が最初の30分で発表し、もう半分(グループB)が後の30分で発表するという形式だった。今回のA,Bのグループ分けはAにはTMUとUOSの学生が混ざり、またBにもTMUとUOSの学生が混ざっていた。これでは、発表者として例えばAになったTMUの学生は同じくAのUOSの学生の発表を聴くことができない。TMUの学生はその気になればいつでもTMUの学生の研究のことを聴けるはずであり(UOSについても同様)、こうした場では(少なくとも僕は)他大学の学生の研究発表を聴きたい。この問題を解決するために、AはできるだけTMU、BにはできるだけUOSの学生で固めるという配慮があってもいいかもしれないと思った。
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
TOKYO METROPOLITAN UNIVERSITY