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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:国際シンポジウム

タイトル: ソウル市立大学大学院生の実験補助と交流 細胞遺伝学研究室
実 施 者: (M2)金木茉樹、勝浦絵里子、細木麻衣、松本望来、(M1)大橋ひろ乃、岡島美怜、崔椿
実施場所: 細胞遺伝学研究室
実 施 日: 2012年 11月 26日
対  象: ソウル市立大学大学院生

<概要/目的>
近年さらなる研究スキル及び英語スキルの向上が求められている。しかしながら他分野の研究を知り、自らの研究にその技術や考えを取り入れる機会や、実際に英語を使う場は限られている。留学生を積極的に受け入れ、各々の研究やその内容を共有することで、単独での視野の狭い研究から大きな視野を持った研究へと実験や考えの幅を広げたい。留学生との交流、および留学生がいる場では日本人同士も英語のみでコミュニケーションを取ることにする。英語を使用する場を増やすことで更なる英語スキルの向上を目指したい。本企画では留学生・首都大学学生双方が、研究や語学能力を向上させ、本企画の経験が将来の糧となると期待する。また次回に引き継がれる企画となる様、より効率的な運営を目指す。


<実施内容>

11月15日
 研究内容の相談、構築。ショウジョウバエサンプルの準備。

11月26日(一人目)
 実験と交流
 ラボの紹介
 ポスターの説明
 Behaviorの実験(行動観察)
 脳のカルシウムイメージングのデモンストレーション
 
11月27日(一人目)
 実験と交流
 クチクラ形成に関わる遺伝子のUAS系統作成
 遺伝子組み換えの為のインジェクション

11月29日(二人目)
 実験と交流
 ラボの紹介
 ポスターの説明
 Behaviorの実験(行動観察)
 脳のカルシウムイメージングのデモンストレーション

11月30日(二人目)
 実験と交流
 クチクラ形成に関わる遺伝子のUAS系統作成
 遺伝子組み換えの為のインジェクション


<期待される効果>
 受講者は自分の研究内容と異なる分野を勉強することが出来、研究の幅が広がる。企画者は自らの研究を説明することで、研究の重要性・考えるポイントがより明確にわかるようになる。またわかりやすい教え方を習得できる。受講者・企画者ともに母語ではない英語で会話する為、英語のスキル向上、コミュニケーション能力の向上が期待される。


<コメント・感想>
・研究の内容を説明することで自分の研究の幅が広がった。また英語でわかりやすく説明する為にはどうすればよいか考える良いきっかけとなった。当研究室は人数が多いので全員が交流するのに苦労したが、多くの人と話、研究を出来る環境を提供できたのではないかと思う。(細胞遺伝M2 金木)

・UOSに行くほうに参加していて、迎えるほうの企画は途中から参加させていただいた。今回細胞遺伝には2人の学生が別日程で訪問した、体験してもらう実験などをもう少し練っておけばよかった。来年度はしっかり準備してから、学生を迎えたい。(細胞遺伝研究室M1  大橋)

・UOSへ行ったことから、韓国の学生とはためらうことなくコミュニケーションが取れた。研究だけでなく、ラボでの生活のサポートができるよう心がけた。各学生が2日ずつと忙しいスケジュールではあったが、その分互いに密度の濃い経験になったと感じた。(細胞遺伝M2 松本望来)

・研究との両立に苦労したが、ゼミ以外で英語を使う機会は限られている為、英語を使うとてもいい機会になった。昨年度の反省点である、『楽しんで貰う事と研究の両立』を今回はしっかりできたのではないかと思う。(細胞遺伝M2 勝浦絵里子)
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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