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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:国際シンポジウム

タイトル: ソウル市立大学大学院生交流の運営と実施(観光・交流) 企画
実 施 者: 金木茉樹(細胞遺伝学研究室M2)、勝浦絵里子(細胞遺伝学研究室M2)、細木麻衣(細胞遺伝学研究室M2)、川合瑞希(環境微生物研究室M2)、高尾翠(植物ホルモン研究室M2)、山田香菜子(植物系統分類学研究室 D2)、栗下大三(発生プログラム研究室M1)、森田千裕(発生プログラム研究室M1)、中澤啓一(発生プログラム研究室M1)、福島寛美(神経分子機能研究室 M1)、坂部尚隆(植物生態学研究室M1)
実施場所: 
実 施 日: 2012年 11月 23日
対  象: ソウル市立大学大学院生、本学生命科学コース、本学理工学系

<概要・目的>
 本企画は、ソウル市立大学大学院生と本学生命科学コースの学生が合同で東京都内の観光地と2カ所の博物館を見学する。本企画はUOS学生が東京に滞在する日程の最初の2日間であり、観光を通じて相互の交流を深め、UOS学生の日本滞在を有意義なものにすることを目的としている。また、都内のアカデミック施設を見学し首都大学東京の学生と韓国の学生が活発にコミュニケーションをとり、東京滞在中不安無く過ごしてもらうこともターゲットである。

<実施内容>
 1日目は国立科学博物館の主に生物分野の展示を見学する。その後、浅草の雷門周辺の観光地を散策する。観光バスでお台場海浜公園に移動し、日本科学未来館の見学、お台場の観光を行う。新宿に移動し夕食後解散。
 2日目はソウル市立大学学生の希望を取り入れ、秋葉原、皇居、原宿などを観光する。

<期待される効果>
 2日間の観光の間、ソウル市立大学の学生と本学の学生の間のコミュニケーションはすべて英語で行われる。本企画を通じ両大学の学生間の親交を深め、他言語でのコミュニケーション能力を高めることが期待できる。また、博物館の見学を通じて、アカデミックな会話の能力の向上が期待できると思われる。さらに、ソウル市立大学の学生に日本の有名な観光スポットを見学してもらったことで、日本の文化をより深く理解してもらうことにつながると考えている。

<コメント・感想>
 本企画では、上野の博物館や様々な観光スポットを巡り英語で会話することを余儀なくされた。結果、自らに欠けている英語を使った説明方法や考え方等を再度認識することができた。また、韓国語を母国語とする学生と英語でコミュニケーションをする場合、お互いに母国語のニュアンスや考え方が表現に現れることが多く見受けられた。第二言語として英語を用いる者同士が会話をする為には、エレメンタルな文法、語法を用いるのが最も効率的であると分かった。(発生プログラム研究室M1、栗下大三)

 韓国人学生と共に東京都内の様々な観光スポットを回ることができ、彼らが日本文化に親しむ手助けができたと考えている。英語での会話も活発に行われ、他言語でのコミュニケーションの良いトレーニングになったと思われる。反省点としては、1日目のスケジュールがタイトで余裕を持った行動ができなかったことである。来年以降は1つ1つのスポットをゆったりと見学できるプランを立てた方が良いと感じた。(植物系統分類学研究室D2、山田香菜子)

自分は一日目の観光のみの参加となった。UOSの学生と会話する中で、自分の英語力が至らないために言いたい事を正しく伝える事のできないもどかしさや悔しさを痛感した。また、言語によるコミュニケーションが大きく制限されるなかで、顔の表情やボディーランゲージなどの言語による縛りのないコミュニケーション技法の重要性を再認識できた。他言語でのそれに限らず、今回の企画により得た経験を自身のコミュニケーション能力の向上に充分に活用していきたいと思う。(植物生態学研究室M1、坂部尚隆)

二日間、留学生とともに観光して日常の英会話というものに触れることができた。アカデミックな内容の英会話はもちろん重要であるが、基本的な日常会話のほうがお互いより活発にコミュニケーションをとれると感じた。観光に参加したことによって、自分自身の英語の勉強不足を痛感し、英語に対する意識を高められたと思う。観光の企画としてあげられる反省点は、留学生の興味や体力を考えて、計画の段階でもう少し余裕のあるスケジュールを組むべきであったこと、必要があれば当日でも臨機応変にスケジュールを変更する心構えを持っておけばよかったと思う。(発生プログラム研究室M1 森田千裕)
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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