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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:国際シンポジウム

タイトル: アリゾナ大学からの短期研究留学生2名を交えた英語によるミニシンポジウム「アリゾナと東京の自然環境」
実 施 者: 菅原弘貴(開催責任者),橋本晃生,鈴木 航,志賀 優,村上勇樹,三浦智世,西野 楓,松本翔一,山田香菜子,新田竜斗
実施場所: 8号館1階イニシアティブスペース
実 施 日: 2013年 6月 12日
対  象: 生命科学専攻の大学院生,学部生,教員

<概要・目的>
アリゾナ大学(アメリカ)から来日した学生2名と首都大学東京の学生3名によるミニシンポジウムを開催し,アリゾナおよび東京の自然と動植物に関する紹介を行い,英語による口頭発表能力や議論のスキルを高める.

<活動内容>
事前準備: 2013年6月7日(金)午後1時〜3時(2時間)発表準備,当日の打ち合わせ,配布用プログラムの作成・印刷,ポスター印刷・掲示.
当日: 2013年6月12日(水)午後4時より会場設営,シンポジウム,懇親会,片付け.
プログラムは,以下の通り.
「Natural Environments of Arizona and Tokyo」
   1. Introduction (by Fumio Hayashi)
   2. Nature of the TMU campus, Tokyo (by Hirotaka Sugawara)
   3. Animals in the Ogasawara Islands, Tokyo (by Yuki Murakami)
   4. Plants in the Ogasawara Islands, Tokyo (by Kanako Yamada)
   5. Nature of Arizona, USA (by Nickie Seto)
   6. Animals in Arizona, USA (by Brianna Rico)
   7. Discussion



<期待される効果>
留学生には,東京の動植物の紹介を通じて日本の自然を理解してもらう良い機会となると考えられる.企画者および生命科学専攻の大学院生,学部生は英語による発表と質疑応答を通じて,英語のスキル向上・コミュニケーション能力の向上が期待される.

<感想および課題など(企画力・評価力・自主性等の向上を含む)>

動物生態学研究室 D2 菅原弘貴:ネイティブ英語の聞き取りの難しさと,英会話の奥深さを肌で感じることができた.今回のシンポジウムを通じて,私を含めた出席者全員が,英会話能力の向上を意識するきっかけとなったと思う.参加者は20人程度であったが,もう少し参加してほしいと感じた.

動物生態学研究室 D1 橋本晃生:英語を使ってアメリカからの学生と話す良い機会になったと思う.特に質疑応答では,アドリブを利かせることも重要で,日頃から英語で話す訓練をする必要性を痛感した.今回の経験を今後の学習に役立てたい.

動物生態学研究室 M2 鈴木航:英語は得意でないので,深い議論はできなかったが,アリゾナの自然と動物の様子については理解することができた.次は,鎌倉での自然観察会があるので,少しでも英会話の勉強をして臨みたい.

動物生態学研究室 M2 志賀優:質問したいことがあっても英語として出てこないなど,語彙力の不足を改めて痛感した.自然という我々にとって身近な題材をテーマにしたことで,アリゾナの動植物とその自然環境についてよく理解することができたと思う.また,私の調査地であるキャンパスの緑地や,同じ研究室の学生の調査地である小笠原諸島について,英語による説明を受け,親しみのある場所をいつもと違った視点で見ることができた.

動物生態学研究室 M1 西野楓:今回のミニシンポジウムでは,学ぶものが多かったと思う.またこのような機会があれば,積極的に質疑応答に参加したい.

動物生態学研究室 M1 松本翔一:東京および小笠原とアリゾナの自然の違いを実感することが出来た.また,英語での質問が思うようにいかず,アウトプットの訓練の重要性を痛感した.

動物生態学研究室 M1 三浦智世:今回のミニシンポジウムでは司会を担当したが,英語での司会進行の仕方や質疑応答の仕方など学んだことの多い会であった.反省点は多々あるが,質問者がいない時に司会自ら発表者に質問をして.流れを止めないようにもっと努力すればよかったかも知れない.今回の発表を通して,日本とアリゾナの自然についての理解を深めることができたので,今後もこのような国際交流の場があったら積極的に参加したい.

動物生態学研究室 M1 村上勇樹:今回,国際ミニシンポジウムという形で,海外の学生と発表やディスカッション等のコミュニケーションを取り合う中で,英語によるコミュニケーション能力の向上はもちろん,研究等で得た知識を還元でき,かつ海外の自然環境に関する新たな知識が身についたと感じている.また,シンポジウムを開催するうえでの企画,準備,実行に接することができ,非常に充実した経験になったと思う.

植物系統分類学研究室 D3 山田香菜子:私は,昨年のジョージタウン大学短期科学英語研修プログラムで,英語のプレゼンテーションの構成,アカデミックな英文の組み立て,英語での質問の仕方などを学んだ.今回のシンポジウムでは,実際に英語でプレゼンテーションおよび質疑応答をすることにより,過去に研修で学んだことを再確認し,英語でのプレゼンテーション力を高めることができたと考えている.さらに,小笠原の植物相についてプレゼンテーションしたことで,留学生2名に小笠原の自然について理解してもらう一助となったと思われる.

植物系統分類学研究室 M1 新田 竜斗:今回のシンポジウムは小規模であったため,アットホームな雰囲気でコミュニケーションできる,よい機会であったと感じた.演題も自然紹介と,わかりやすく,興味を持ちやすい内容だった点も質疑応答の活性化につながっていたと思う.
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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