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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:国際シンポジウム

タイトル: 留学生を対象とした鎌倉自然観察会
実 施 者: 鈴木航(開催責任者),菅原弘貴,橋本晃生,志賀優,松本翔一,山田香菜子
実施場所: 鎌倉市内
実 施 日: 2013年 6月 28日
対  象: アリゾナ大学短期研究留学生2名

タイトル: 留学生を対象とした鎌倉自然観察会
実 施 者:  鈴木航,菅原弘貴,橋本晃生,志賀優,松本翔一,山田香菜子
実施場所:  鎌倉市内
対象・人数:  アリゾナ大学短期研究留学生2名
実施期間:  2013年6月28日

<概要/目的>
アリゾナ大学のJohn L. Koprowski博士の研究室では、野生動物の生態、保全に関して、主にリス類を材料として研究している。彼の研究室から2名の学生が、2013年6月2日〜8月22日にかけて、動物生態学研究室に短期研究留学生として滞在する。そこで本企画は,
(1)滞在する留学生に日本の自然に触れてもらい、研究の視野を広げてもらう。
(2)首都大学生は留学生との英語を通じたコミュニケーションをとることで、語学力・表現力の向上を図る。
(3)異なる文化・研究分野と触れ合うことで双方の学生が見識を広め、今後の研究に活かせる知識・スキルを身につける。
(4)今後、学生主催の国際交流企画の参考になるよう、効率的・効果的な企画運営を目指し、企画運営の技術を身につける。
ことを目的として、鎌倉市内の自然観察会を企画・実施した。

<活動内容/具体的成果>
・事前準備:
(1)学内メールで企画を告知し参加者を募集した。
(2)事前に、企画者の間で、観察が予想される動物や植物などの種を想定し、観察経路を決定し、観察会の役に立つよう、当日配布する経路・生物相・日本文化に関する小冊子を英語で作成した。


・当日(6月28日)
 計画した経路に準じて、日本の動植物に関する生態学的な説明を英語で交えながら、観察を行った。


<効果>        
・留学生には、日本の生物相への理解を深めてもらう事ができた。また,当日,留学生の希望で寺院の訪問を追加するなど、日本の文化に対しても興味を深めてもらう事ができた。企画者は企画や実施などを通じ、外国人参加の企画の手法を学ぶ事ができた。

<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
・本企画に、学生責任者として、冊子の作成、経路の計画等を行った。英語力を始め、未熟な点も多々あったが、留学生、企画者、双方にとって有意義な企画にすることができたと思う。(M2鈴木航)

・英会話の難しさを痛感したものの、会話する姿勢が重要であることを改めて実感した。今回の自然観察会は、日本の自然および文化を知ってもらういい機会になったと思う。(D2菅原弘貴)

・自然観察と寺院・神社探訪を通じて、お互いが住む地域の自然と文化についての理解を深めることができたのではないかと思う。また、それらについて英語圏の学生と英語で話すという機会は、我々にとって得がたいもで、貴重な体験をさせて頂いた。今後の英会話学習にこの経験を活かしたい。(D1橋本晃生)

・留学生に日本の自然や文化を英語で説明するという普段では中々出来ない体験をすることが出来た。この当時では英語での会話は碌に出来ず専ら聞くことのほうが多かったが、ここでの体験がその後の英語でのコミュニケーション力の向上に繋がったと思う。(M1松本翔一)

・お互いに言いたいことを完璧に理解できず歯がゆいこともあったが、ひるまずに英語でコミュニケーションを取ることで、私たちにとっては英語力のいいトレーニングになったと思う。また、留学生に日本の自然や文化の一部を体験してもらうことができ、日本をより知ってもらうきっかけが作れたと思われる。(D3山田香菜子)

・実施場所が鎌倉だったため日本文化を留学生たちに建造物という形あるもので見せられたことと、動物園などの飼育施設ではなく自然に近い状態で動物を観察できたことがよかったと思う。英語によるコミュニケーションは留学生対象の企画を行うたび課題となっていたが、伝えようとする精神はある程度役に立つことを実感した。 (M2 志賀優)
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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