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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:国際シンポジウム

タイトル: 2013年度 ソウル市立大学大学院生招聘事業の運営(国際実践演習)
実 施 者: 大橋ひろ乃、段晶華、石川美咲、大西由之佑、奥溪真人、小島素樹、田井雄飛、高橋絢子、西原亜理沙、古田顕尚、渡邊一輝
実施場所: 8号館の会議室やイニシアティブスペースなど
実 施 日: 2013年 10月 21日
対  象: ソウル市立大学大学院生および教員、本学生命科学専攻の各研究室とその構成員

<概要/目的>
研究・ビジネス・日常問わず国際化しつつある現代社会では、よりグローバルな経験やスキルを持つ人材が求められている。大学院という研究・教育機関において学生がグローバルな経験を得るためには、海外からの留学生との交流体験は最も効率的で有意義な手段のひとつであると言える。この事業は、同じ生命科学分野からの留学生の招聘および歓迎などの運営を通して、英語でのコミュニケーションスキルはもちろん、発表の技術や企画運営能力といった社会で求められる能力の多方面からの成長を参加者に促すことを目的としている。また、日韓両国の学生交流により互いの文化や考え方への理解を深め合い、両国にとって良い将来につながる活発な関係を築くことも重要な目的である。

<方法/活動内容/具体的成果>
ソウル市立大学大学院生と本学生命科学専攻の大学院生との研究交流を促進するために、ソウル市立大大学院生とのメールによる事前の連絡のやりとり、各研究室への受け入れ打診や時間組みの調整などの受け入れ手配の活動を行った。上記以外にも、研究ポスターシンポジウムの運営、歓迎会や懇親会の開催、留学生へのガイダンスやその他滞在中のバックアップなどを行った。

準備(9月〜)
・企画メンバーの公募、企画内容の選定
・ソウル市立大大学院生の受け入れ研究室手配
・歓迎会、シンポジウムおよび懇親会の準備

10月21日
 ソウル市立大大学院生の迎え
 研究室受け入れ等の予定についてガイダンス

10月22日
 各受け入れ研究室と留学生との交流促進
 歓迎会の開催

10月23日
 各受け入れ研究室と留学生との交流促進
 
10月24日
 各受け入れ研究室と留学生との交流促進
 
10月25日
 各受け入れ研究室と留学生との交流促進
 ポスターシンポジウムおよび懇親会の開催

10月28日
 ソウル市立大大学院生の見送り

歓迎会の様子


歓迎会にて、ソウル市立大学大学院生による紹介


歓迎会にて、本学学生(田井)による紹介


ポスターシンポジウムの様子1


ポスターシンポジウムの様子2


ポスターシンポジウム、ポスター賞授与の様子


<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
[細胞遺伝学研究室M2 大橋ひろ乃]
UOS学生との,情報交換係(ポスタータイトル,研究室手配等)を担当した。英語でのメールのやり取りができたことが,自分にとって良い経験になったと思う。
今回は準備期間が少なく,催促のメールを何度も出すなどがあった。研究室手配は双方の希望を受け入れるため,時間を十分にとって行うべきである。

[分子遺伝学研究室M1 石川美咲]
UOS学生への歓迎会・懇親会準備係を担当した。今まで英語のやり取りを留学生と行う、という経験がなかったため、最初は不安であったが、つたないながらも意思疎通ができて良い経験になった。
当日、他の係の人との連携がうまくいかなかった部分もあったため、会の準備と当日の予定をもっと綿密に立てるべきだったと思う。

[細胞遺伝学研究室M2 段晶華]
UOS学生との連絡を担当した。もともと留学生であって日本で日本人の学生と話しながら日本の文化を学ぶのも面白かったのですが今回は韓国人との交流ができて日本と韓国、中国の文化の近いところと違いを感じられた。パティーなども楽しかったですが毎日パティーをやるより韓国の学生だちによってはせっかくの機械だからもっと多い時間を日本はどんなところか首都大はどんな学校なのかを伝えたほうがいいかなと思う。

[植物ホルモン機構研究室M1 高橋絢子]
主に観光を担当した。今回、初めて留学生と接触し、英語の能力不足を感じた。しかし、この機会に外人とのコミュニケーションの楽しさを知った。また、企画内容については、予定通りにいかないことが多く、もっとゆとりを持って計画すべきだったと反省している。また、企画委員の中で仕事分担はしたが、全員で協力すべき場面が多々あり、仕事内容の共有をするべきだと感じた。

[環境微生物学研究室M1 小島素樹]
ポスターシンポジウムの運営を担当した。準備期間が短かったことから、首都大側の学生の発表者を集めるのに苦労した。また、当日の設営準備など準備不足である点がいくつかあり、より綿密な計画を練るべきだと感じた。しかし、UOS側、首都大側ともに有益な交流をできたと思う。

[環境微生物学研究室M1 西原亜理沙]
ポスターシンポジウムの運営を担当した。担当企画について、UOS側の参加者に比べ首都大側の参加者は、UOSとポスターを通じてのコミュニケーションが少ないように感じた。これは、UOSメンバーは貼りつきで発表していたため、仕方のないことでもあるのだが、もう少し全体が上手く回せそうな研究に関する交流ツールを今後検討していく必要があるように思った。

[環境微生物学研究室M1 田井雄飛]
懇親会での学校紹介プレゼンテーションと観光を担当した。本格的な英語での異文化交流を体験することが出来たが、一研究者としての学術的な討論などのコミュニケーションが少なく、本事業の趣旨から少し離れてしまったと反省している。

[神経生物学研究室M1 奥溪真人]
UOS学生への歓迎会・懇親会準備係を担当した。遂行した内容は、プログラムの作成、料理の準備、当日の司会進行であった。歓迎会でのUOSとTMUそれぞれの代表による大学紹介は良かったが、もう少し深い内容の企画を盛り込むことが出来れば良かったと反省している。

[細胞遺伝学研究室M1 渡邊一輝]
各研究室とのやりとりや観光,その他申請等の雑務を行った。短い期間・限られた時間の中で,メンバーや関係者同士効率良く連絡を取り合い物事を決めていくことの難しさを感じた。また,企画の目的・モチベーションを早いうちに関係者内で共有することは必須である。企画全体として,留学生にもっと楽しんでもらう(学術的にも,国際交流としても)ようなコンテンツを充実させるべきだと考えるが,参加者の研究活動等の都合との折り合いを考えても,初期の段階でいかに企画委員を募るかというところからすでに勝負が始まっているのかもしれない。

[植物ホルモン機構研究室M1 大西由之佑]
主に経理・観光案内・料理を担当した。普段機会の無い英語でのコミュニケーションに苦戦したが、同時に非常に楽しい経験となった。企画内容については、朝から晩まで予定を組み込んだためUOSメンバーの体力的な面をもう少し考慮する必要があると考える。

[植物ホルモン機構研究室M1 古田顕尚]
会計を担当し、準備段階でのお金の整理や予算の計画を行った。企画段階のみの参加となりUOSメンバーとの交流が出来なかったことが心残りだ。当初の予算案とは差が出た部分もあり、計画をより綿密にスピーディーに行い、お金の使用用途をノートに明記する必要性を感じた。
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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