TMU logo
生命科学専攻
トップ
「大学院教育改革支援プログラム」:国際シンポジウム

タイトル: TMU-UOS exchange 2023: Bio Conference, Lab Experience, Sightseeing
実 施 者: 田村有沙
実施場所: TMU campus, MNS lab, Shibuya, Minamiosawa area
実 施 日: 2023年 11月 13日
対  象: 3 (Iori Kato, Kiran Thapa Magar)

<概要/目的>
バイオカンファレンス・意見交換会・懇親会
研究内容について英語でポスター発表を行う。多岐にわたる研究分野に触れ、意見交換を行うことで学生同士の交流を図る。バイオカンファレンス後の意見交換会と懇親会では、UOSの学生やTMUの学生、先生方を交えて飲食しながら歓談する。学生や先生同士の交流や情報交換、親睦を深めることを目的とする。

ラボ体験
神経分子機能研究室で行なっている研究について知ってもらい、また普段私たちが行う実験を体験してもらう。研究の話を通じて研究室間での情報交換を行うと同時に、コミュニケーションを取ることを目的とする。

観光
UOSの学生の沿った形でキャンパス内、学内周辺、渋谷を案内する。観光を通して東京都立大学のことを知ってもらい、また日本文化に触れることで楽しんでもらうことを目的とする。

<方法/企画としての特徴>
バイオカンファレンス・意見交換会・懇親会
木下先生ならびに吉田先生と連携を取って、準備を行なった。加藤さんとKiranさんとアンケート項目の再検討、投票率向上に向けた施策を考えるため話し合った上で先生方に打診し、当日は会場の設営・片付けも行なった。

ラボ体験
滞在期間中に行えそうな実験を計画し、UOSの学生が行なったことのない実験を教えることとした。

観光
滞在の間に行きたい場所や食べたい物を聞き、計画を立て案内した。

<活動内容/具体的成果>
バイオカンファレンス・意見交換会・懇親会
準備:例年とっているアンケートをより良くするために、付け足すべき項目や消去すべき項目、質問の順序などについて話し合いアンケート内容の改善を行なった。また、アンケートとポスター賞の投票率を上げるための施策についても話し合いを行なった。その結果、今回は投票のバーコードをそれぞれのポスターに貼ることを試みた。ポスターボード等の会場の設営は、前日の17時からアトリウムにて行なった。
当日:UOSの学生の研究発表を聞くことができた。発表後には会場の片付けを行い、イニシアチブスペースにて行なった意見交換会・懇親会の会場の設営、片付けも行なった。

ラボ体験
はじめにポスターを用いて、研究室で行なっている研究について説明した。ショウジョウバエモデルには馴染みがないようだったので、モデルの説明やハエを用いた実験の説明を行なった。実際に恒温室まで案内し、どのように飼育しているかなどの様子も見せた。実験系は主に以下の二つを教えた。

・ハエ脳を用いた免疫染色
UOSの学生にハエの脳を顕微鏡下で解剖する方法を教えた。ハエ頭部から脳を取り出すまでの過程を数時間ほど練習した。ラボの滞在日数の都合上、数日間かかる免疫染色の全工程を一緒に行うことは出来なかったので、事前に染色したサンプルを共焦点顕微鏡にて観察した。

・ヒストロジー
こちらも時間の都合上、事前に解剖しパラフィンで包埋されたものを用いて薄切する過程を教えた。その後は染色済みのサンプルを蛍光顕微鏡にて観察した。

観光
1日目:渋谷にある任天堂ショップに行きたいとの希望があったので、UOSの学生5人を連れて渋谷周辺を案内した。スクランブル交差点を通って、渋谷パルコにある任天堂ショップにて2時間ほど買い物を楽しんだ。その後はお寿司を食べたいとの希望に沿うため、すしざんまいで食事をした。まだ観光を楽しみたいとのことだったが時間も遅かったため、UOSの学生らに終電の時間を教え、帰りの切符を一緒に買ってから帰路に就いた。

2日目:話しながらキャンパス内を案内した。その後はたこ焼きを食べたいとの希望を叶えるため、銀だこで昼食をとり南大沢のアウトレットで買い物を楽しんだ。あいにくサンリオピューロランドは休館日だったが、サンリオが好きなUOSの学生が居たため、多摩センター駅とその周辺を案内した。

<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
バイオカンファレンスではUOSの学生とTMUの学生同士で活発な議論が行われ、学術的な交流が生まれている様子が伺えた。また私自身も様々な研究分野の話を聞くことができ、とても有意義な時間となった。母国語は違えど、英語を介して研究成果や課題を共有することでフィードバックや自身の研究に対する新たな気づきを得られたので、互いの研究について学び合う良い機会になった。準備は段取りよく行え、多くの人の協力のもとイベントは大きなトラブルもなく終えることができた。
ラボ体験ではUOSの学生らがショウジョウバエモデルに馴染みがなかったため、普段行えない実験や研究に参加する機会が提供できたのは良かったと思う。今回は滞在日数の都合上、免疫染色やヒストロジーの全工程を一緒に行えなかったため、次回はUOSの学生が実際の実験手順に積極的に参加できるよう、より柔軟なスケジュールを組み立てるべきだと考える。
観光ではUOSの学生たちの希望を叶えられ、親睦を深める良い機会だった。ただ事前にUOSの学生から希望を聞いた上でスケジュールを調整した方が時間の制約の中でできるだけ多くの体験を提供できたのではないかと感じた。
全体を通して、限られた時間の中で最大限のおもてなしや体験が提供出来たのではないかと思う。このプログラムを通じてより豊かな人間関係を築くことができ、異なる文化や習慣に触れられる貴重な経験であった。

バイオカンファレンス
画像へのリンク
画像へのリンク

ラボ体験
画像へのリンク

観光
画像へのリンク
画像へのリンク
画像へのリンク
画像へのリンク
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
TOKYO METROPOLITAN UNIVERSITY