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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:国際シンポジウム

タイトル: 2014年度 ソウル市立大学大学院生の実験補助と交流 細胞生化学研究室
実 施 者: 小竹咲也子・田中花実・牛尾ちづる・林下瑞希・謝一銘
実施場所: 細胞生化学研究室
実 施 日: 2014年 10月 23日
対  象: ソウル市立大学大学院生1名

<概要/目的>
ソウル市立大学との交換留学プログラムの一環として、留学生の受け入れを二日間行った。普段あまり接することのない海外の学生とコミュニケーションをとることにより、広い知見を得ることを目的とする。また、英語によるコミュニケーションを積極的に行い、語学能力を向上させる。

<方法/企画としての特徴>
私たちの行っている研究と留学生の行っている研究が似た内容であったため、留学生が行ったことのない実験法として、免疫染色法を一緒に行った。免疫染色では、私達の研究室のテーマに沿った数種類のタンパク質の細胞内局在を観察した。免疫染色法を行うにあたって、以下の作業を一緒に行った後、実際に実験を行った。
@ピューロマイシン処理
A試薬づくり
観察したタンパク質は以下の通りである。
1.BAG6(@により、ユビキチンとBAG6の局在がどう変化するか)
2.ユビキチン
3.カルネキシン
4.チューブリン
5.Patched1 ICD7
観察は蛍光顕微鏡を用いて行い、撮影した写真を編集して渡した。

<活動内容/具体的成果>
まず、実験方法について、英語で書いたプロトコルを準備した。
観察するタンパク質がどのようなタンパク質で、どのような機能を持つのかを一緒に考え、結果を予測しながら実験を進めた。
観察結果をふまえ、それがどのような現象によるものであるかを説明した。
また、空き時間には研究室の他のメンバー全員に自分の研究について説明してもらう時間を設けたり、学内の施設を案内するなどした。


<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
普段、英語で一日コミュニケーションをとることはないので、いざというときに伝えたい単語が出てこず、困ったことがしばしばあった。特に専門用語は留学生の方が知っていることが多く、まだ学ぶべきことがたくさんあると実感した。(小竹)
英語に対して苦手意識があったため、実験の説明や日常会話がうまく成立するかとても不安であった。しかし、お互いに伝え、理解しようとすることで大部分の事は通じることが出来たと思う。実験に関しては、英語のプロトコルをあらかじめ用意することで当日スムーズに進めることができた。しかし、実験の空き時間などをなかなか有効に使えなかったことが課題であると感じた。(田中花実)
普段英語で話す機会が少ないので最初はなかなか留学生に話しかけることが出来なかった。しかし、少しずつではあるが英語でコミュニケーションをとることに抵抗がなくなり、同時に自分の英語に対する能力の足りなさを実感した。今後も様々な面で必要になってくるであろう英語に触れあえる良い機会だと感じた。課題としては、人によっては留学生に話しかけるチャンスがない人もいたと思うので研究室全体でもっと連携して留学生の受け入れ態勢を整える必要性を感じた。(牛尾ちづる)
英語でのコミュニケーションが必要であり、多少の不安は感じていたが、特に問題なく2日間を過ごすことができた。今後の課題も幾つか浮かび上がったが、お互いの研究の話はもちろん、雑談をする機会もあり有意義な交流であった。(林下瑞希)
英語は得意ではないが、貴重な機会と思ったので、英語で話してみた。話せば話すほど英語が自然になって、近い分野の人といいコミュニケーションをとった。言語の学び方は話すことが第一歩ということを感じた。今後もこれを課題として、英語学習を進めていきたいと思う。(謝一銘)
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
TOKYO METROPOLITAN UNIVERSITY