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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:国際シンポジウム

タイトル: 2014年度 ソウル市立大学大学院生の実験補助と交流:植物環境応答研究室
実 施 者: 石井遙、木村優希
実施場所: 植物環境応答研究室
実 施 日: 2014年 10月 23日
対  象: ソウル市立大学 大学院生1名

<概要/目的>
交換留学プログラムの一環として、ソウル市立大学の大学院生を研究室に受け入れた。英語を用いて自身の研究内容や実験手法を紹介することにより、英語でのコミュニケーション能力の向上を目的とする。また留学生においては自身の研究とは異なる分野の研究に触れてもらうことで、幅広い考え方を得てもらうことを期待する。

<方法/企画としての特徴>
植物環境応答研究室で行われている実験のうち、葉緑体光定位運動・光屈性反応について実験を行ってもらった。普段の研究では植物を対象としない方だったため、先行研究や実験手法を説明した後、顕微鏡を用いた観察などを行った。

<活動内容/具体的成果>
先行研究や実験手法をまとめたスライドを作製し、実験の前に説明を行うことで実験の理解が深まることを期待した。
【葉緑体光定位運動の観察】
当研究室で実験材料として用いているヒメツリガネゴケを使って、葉緑体の集合反応・強光反応の観察を行った。顕微鏡を用いた実験をあまり行わない方だったため、観察方法や原理について詳しく説明を行った。
【光屈性反応の観察】
種子の播種から光屈性反応の観察、屈曲度の測定方法などの一連の光屈性反応の観察実験について説明を行った。

<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
普段英語で実験内容を話す機会は滅多にないため、とても貴重な経験になった。植物を扱った実験を行わない方だったので、専門用語の説明の難しさを感じた。また、説明の際に単語がでてこないことがあり、留学生の方の理解に助けられた面が多々あった。英語の勉強不足を実感する2日間であった。待ち時間が多い実験系だったため、空き時間を有効活用できる方法を、またこのような機会があれば考える必要があると感じた。(木村優希)

英語で研究内容を話したり、スライドを作る機会はなかったので、自分の研究内容を英語で伝える難しさを感じた。実際に実験を行ってもらう際にも、伝えたいことがうまく伝えられなかったが留学生の方がこちらの伝えたいことを読み取ってくれることが多々あり、自分の勉強不足、準備不足のため迷惑をかけてしまった。
また留学生と関わる機会があれば今回の経験をふまえてより上手に研究内容を伝えられる様にしたい。(石井遥)
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
TOKYO METROPOLITAN UNIVERSITY