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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:国際シンポジウム

タイトル: 2015年度 UOS-TMU交換留学(奥溪)
実 施 者: 奥溪真人
実施場所: ソウル市立大学
実 施 日: 2016年 2月 15日
対  象: 9人

<概要/目的>
ソウル市立大学にて研究室に所属し、実験を行うことで技術の習得を図る。また、学生や研究者との交流を通し、研究に対する視野・知見を広げる。またポスターセッションに参加し、英語での研究内容の説明を行う。そこから国際的なコミュニケーション力とディスカッションの能力を身に付ける。

<活動内容/具体的成果>
2月16日〜19日: Neuroscience laboratoryに所属し、実験の技術習得
2月17日   : UOS-TMU Life Science Conferenceにて口頭発表およびポスター発表

ショウジョウバエの聴覚器官内の繊毛を構成するタンパク質の種類と分布を同定するための免疫染色実験と、聴覚器官の神経機構を解明するための電気生理学実験について学んだ。


(スケジュール)
16日 ショウジョウバエの聴覚器官の摘出および固定
17日 ショウジョウバエの免疫染色と、電気生理学実験についての小講義
18日 共焦点顕微鏡を用いた、ショウジョウバエ標本の観察および画像処理
19日 タングステン電極を用いた、ショウジョウバエの聴覚に関する電気生理学実験


<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
自分が普段扱っている電気生理実験を、外国の他の研究室で、他の生き物を用いて行っている場に行くことができ、大変勉強になった。特に、電気生理学実験の実験器具の殆どが手製のものであるという点に親近感を覚えると同時に、新たに電極の作り方を習得できたのは非常に大きな収穫であった。
これまでにUOSと交換留学事業に数回携わってきたこと、また国際学会にいった経験があることから、研究室内での英語を用いた会話は苦ではなかった。しかし、UOS-TMU Life Science Conferenceでの口頭発表は、初めての英語での口頭発表であったことから緊張してしまい、質疑応答の際に少し狼狽してしまったことが心残りである。発表終了後に、質問をしてくださった2名の先生と直接お話しし、それぞれの質問に対してお互いが納得できる形で解決できたのは救いであった。UOSには生理学を専門にしている研究室がいないので、自分の研究室の仕事の話をしたときに、皆興味を持って聞いてくれたので、口頭発表の最初にそういう話を入れた方が面白かったのではないかと感じた。
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
TOKYO METROPOLITAN UNIVERSITY