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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:国際シンポジウム

タイトル: 2016年度 ソウル市立大学院生および学部生の実験補助と交流 神経生物学研究室
実 施 者: 奥溪真人 今泉典子 富田千景 朱願 近藤日名子
実施場所: 8号館430室 飼育棟
実 施 日: 2016年 11月 21日
対  象: ソウル市立大学大学院生・学部4年生

<概要/目的>
交換留学プログラムの一環として、ソウル市立大学からの留学生を2日間受け入れ、神経生物学研究室での研究を体験してもらった。そして、英語を用いたコミュニケーション能力の向上を目指した。


<方法/企画としての特徴>
生きた標本を使い、リアルタイムにその動きと神経系の電気的現象を記録しながらそのしくみを調べる。という研究室の理念および実際の研究を知ってもらうため、まずは野外での実験動物の採集を行った。そして、採集した動物を用いて神経活動を解析するための電気生理学実験、その神経機構を知るための組織学実験を行った。



<活動内容/具体的成果>
●1日目
お互いの研究内容について紹介をした。
実験動物を実際に見せながら、普段行っている研究や、翌日彼らに行ってもらう実験の解説をした。


●2日目
アメフラシの解剖と、中枢神経系についての解説を行ったあと、中枢神経系の摘出標本を用い、細胞外誘導によって自発活動の記録を行った。

<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
 ソウル市立大学の研究室は、私の研究分野とまったく異なる分野であったので、研究内容等に新鮮味があった。また、所属した研究室で行った実験についても、新しい発見が多かった。しかし、分野が異なるからか知らない英単語が多くコミュニケーションに苦労した。身振り手振り伝えたいという気持ちでどこまで伝えられるかということと、専門的な英単語の語彙力をつける必要があることを切に感じた。英語での日常会話力やコミュニケーション力を思い知ることが出来たので、今後、外国人と触れ合う機会があれば積極的に交流したいと思うとともに勉強していきたい。(近藤)

ソウル市立大学では、生理学の授業や動物の解剖実習がほとんど行われていないため、まずは生理学とはどのような学問か、自分たちの研究内容、目的を丁寧に説明するだけでも彼らにとってはひじょうに興味深いようだった。アメフラシを見るのも解剖するのも初めてだったらしく、実験を楽しんでくれたようでうれしく思う。(奥溪)
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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