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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:国際シンポジウム

タイトル: 2017年度 ソウル市立大学大学院生および学部生の実験補助と交流:光合成複合微生物
実 施 者: 城取 良樹
実施場所: 光合成複合微生物研究室
実 施 日: 2017年 11月 20日
対  象: 1名

<概要/目的>
ソウル市立大学より留学生一名を招き、研究紹介等の交流を行った。英語でのコミュニケーション能力の向上だけでなく自分たちとは違う分野で研究を行っている学生と英語で議論、交流を行うことによってお互いの研究をより発展させる。

<方法/企画としての特徴>
当研究室で普段用いる実験器具や方法を用いて研究紹介を行った。また当研究室の学会ポスターを用いて研究の紹介を行った。


<活動内容/具体的成果>
一日目
当研究室の学会ポスターやその他の資料を用いて研究を紹介した。留学生の専攻分野が大きく異なったため微生物生態学の研究を行う意義を含めて英語で説明し議論した。また光合成細菌を顕微鏡下で観察をしその形態や色素蛍光などを観察した。

二日目
初日で観察した菌とは異なる種類の光合成細菌を顕微鏡で観察をした。その菌に関して色素抽出と分析を行った。また夕方には環境微生物学研究室と合同で夕食会を開き交流を深め、研究のことだけでなく文化や習慣などを話し合った。

三日目
二日目に行った顕微鏡観察と色素分析の結果を用いて、光合成細菌の同定を行った。それぞれの多様な光合成細菌の形態、色素の資料をもとに比較し留学生に観察した菌の種類を考察してもらい議論を行った。遺伝子解析だけでなく形態観察や色素分析が光合成細菌の系統分類における重要な要素であることを学んでもらった。

<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
自分たちの研究を英語で発表し議論することは普段の研究活動でも行うが、分野の違う方と議論をすることは少ないのでとても勉強になった。こちらの研究に対して興味をもっていただくことができ、、質問や有意義な議論が行えた。夕食会においても当研究室の日本人学生や留学生を含めて英語で交流することができたのでとても良い機会となった。

画像は顕微鏡観察の様子


©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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