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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:国際シンポジウム

タイトル: 2018年度 ソウル市立大学大学院および学部4年生招聘事業の運営(国際実践演習)
実 施 者: 清水優紀、中越智也、知久朋樹、宮内真帆、金室晶貴、和田優之介、マリエンティテティ、志村知美
実施場所: 8号館イニシアティブスペース、国際交流館など
実 施 日: 2018年 11月 18日
対  象: ソウル市立大学大学院生・学部4年生および教員、本学生命科学専攻の各研究室とその構成員

<概要/目的>
国際化しつつある現代社会において、研究をはじめ日常生活においても母国語以外の言語を話す必要性は多くある。大学院という研究・教育機関において学生がグローバルな経験を得るには、海外留学生との交流体験は最も効率的で有意義な手段のひとつである。本事業は、生命科学という同じ分野からの留学生を招聘・歓迎することで、英語でのコミュニケーションスキル、発表の技術や企画運営能力といった社会で求められる能力の多方面からの成長を参加者に促すことを目的としている。研究を基盤にした留学生との交流やその企画・運営を行うことで、自らの能力と研究に対する意識を向上することができる有益な機会と考えている。また、日韓両国の学生交流により互いの文化や考え方への理解を深め合い、両国にとって良い将来につながる活発な関係を築くことも重要な目的である。

<方法/企画としての特徴>
ソウル市立大学大学院生と本学生命科学専攻の大学院生との研究交流を促進するために、ソウル市立大大学院生とのメールによる事前の連絡のやりとり、各研究室への受け入れ打診やスケジュールの調整などの受け入れ手配の活動を行った。上記以外にも、研究ポスターシンポジウムの運営、歓迎会や懇親会の開催、その他滞在中のサポートなどを行った。また、留学生と招聘委員で都内の有名箇所を観光し、日本の歴史や文化を紹介したり実際に体験したりすることで国際的な視野を広げ日本の文化を知ってもらうことを目的とした。

<活動内容/具体的成果>
10月下旬〜 準備
・企画メンバーの公募、企画内容の選定
・歓迎会、研究発表会および送別会の企画・準備

11月18日(日)
ソウル市立大学大学院生および学部4年生の迎え
ホテル周辺の案内

11月19日(月)
首都大学東京キャンパス内の案内
各受け入れ研究室と留学生との交流促進
(研究室で行う基礎的な実験技術の紹介・実践、研究内容の発表など
歓迎会の開催

11月20日(火)
各受け入れ研究室と留学生との交流促進
(研究室で行う基礎的な実験技術の紹介・実践、研究内容の発表など)

11月21日(水)
各受け入れ研究室と留学生との交流促進
(研究室で行う基礎的な実験技術の紹介・実践、研究内容の発表など)


11月22日(木)
各受け入れ研究室と留学生との交流促進
(研究室で行う基礎的な実験技術の紹介・実践、研究内容の発表など)
研究発表会および懇親・送別会の開催


11月23日(祝・金)
ソウル市立大学大学院生および学部4年生と東京観光および見送り


<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
昨年の経験を踏まえ、M1の学生のサポートを主に行った。またイベント係も担当し、UOS留学生に有意義な時間を過ごしてもらえるよう様々な企画や手配を行った。
ウェルカムパーティーでは多くの学生に参加してもらえるよう対面での呼びかけを行い、活発な交流を図ってもらえるよう企画した。個人としては前年にUOSでお世話になった学生に再開することができ、いい国際交流を築くことができた。
また、東京観光ではUOS学生への説明を積極的に行うことで、日本の文化を知ってもらうことができたと思う。途中急な変更や予定通りにいかないこともあったが、みんなで協力して臨機応変に動けた。1週間という短い期間ではあったが良い国際交流の経験になった。また、いままで交流のなかったM1と少しでも親睦を深められた良い機会になったと思う。(分子遺伝学研究室M2 志村知美)

私は、本企画において会計係を担当し、ソウル大学の学生のための予算や、ウェルカムパーティーやフェアウェルパーティーなどの資金の管理をした。本企画の委員や先生、事務の方と話し合いながら予定ごとの予算を設定できたのではないかと考える。また、予定外のことが発生した場合においても、委員と話し合い決定することができた。しかし、直前や前日になって準備することなどがあったため、その点については反省し、自分の今後の活動に活かしたいと思う。
本企画では、英語でコミュニケーションを取らねばならず、自らの英語力の無さを改めて実感した。しかし、相手の話がわかり、自分の意見を理解してもらった時の嬉しさも学ぶことが出来た。また、日本語についての質問などもあり、日本語や英語についても改めて考える機会となった。本企画を踏まえ、自らの英語や日本語に対する姿勢や考え方を改める機会となった。(植物生態学研究室M1 中越智也)

私は、本企画で会計係を担当し、また、ソウル大学の学生1名を研究室に受け入れ、研究内容の説明等を行った。会計に関しては、集計を担当していたが、ソウル学生受け入れ責任者からのレシートの回収を効率よくできず、直ちに集計をすることができなかった。今回何にいくら使ったかを明確にすることは来年以降の活動の重要な参考資料になるので、しっかりとまとめ、次の担当者に引き継ぎたいと考えている。ソウル大学の学生受け入れに関しては、積極的に交流をしに行き、その場を盛り上げることが出来た。また、私の研究室のテーマや研究内容についても理解を深めて頂けたと感じている。総じて、企画の内容は、ソウル大学の学生には有意義な1週間になったと思うが、他国の人と交流をするという点で、準備不足等が所々あったので、もう少し念入りに計画を立てる必要があったと感じ、今後国際的な交流をしていく上での良い経験になった。(神経分子機能研究室M1 知久 朋樹)

I was in charge in contacting UOS students before coming to TMU and during their stay in TMU and giving them the information in general. At the beginning, to give them a warm hospitality, i contacted them by sending an e-mail, asking about the dietary restrictions, interest food and place to visit. The information I got was able to help organizer in arranging the schedule. I was able to communicate with them very well and somehow it also boosted my communication skill indirectly. I introduced them about TMU at the beginning of their arrival together with other organizers, but I felt that I should have given more information about our university. Preparing the detail information about our university might give them a good impression about TMU. This point was still lacking during the TMU introduction since I just knew general information about TMU. From this exchange program, not only the communication skill that was boosted, but also the teamwork. I was glad that the organizers translated the conversation into English in the group chat, so I was able to follow the flow. Communication is the essential key to build up a good teamwork. In brief, I am glad that I could be involved in this project and run my job well. (Plant Development and Physiology Laboratory, (M2) Maryenti, Tety)

私は本企画において、イベント係を担当した。
ウェルカムパーティーでは当日の準備・進行がスムーズに進められるようにスケジュールを立て、パーティーの宣伝・買い出し・設営などを行った。またパーティーでは、韓国の学生が固まりがちだったため、できるだけ韓国学生の輪の中に日本の学生が入れるように積極的に声かけ・交流を行った。
ポスターセッションではより多くの学生・研究室に参加してもらえるように、積極的に呼びかけを行った。その結果、当日は予想よりも多くの学生が参加し、とても盛り上がったポスターセッションとなった。
最終日の観光は、できるだけUOSの学生の意見を考慮できるよう、事前に行きたい場所などを確認し、スケジュールを組み立てた。当日急な変更などはあったが、臨機応変に対応し、UOSの学生と楽しい時間を過ごすことができた。
私は英語が苦手という意識が強く、今まで国際交流の場に参加したことはなかった。しかし本企画に参加したことで、UOSの学生と仲良くなることができ、国際交流の楽しさを知ることができた。来年の2月くらいに韓国に行くので、それまでに英語を勉強したいと思った。(細胞生化学研究室M1 宮内真帆)

私は本企画において、イベント係を担当した。イベント係の一員としてウェルカムパーティーを生命科学コース内に知らせるポスターの作成・配布や、UOS学生に向けた研究室紹介のパワーポイントの作成、パーティーの設営を行った。ウェルカムパーティーでは円滑に進められるように受付を担当し、お金の回収や参加者のチェックを行った。ポスターセッションでは、周りの学生にポスターを出してもらうように頼んだり、ボードの運び出しなどを行った。
自分の研究室にUOSの学生の受け入れはなかったが、UOSの学生を受け入れたほかの研究室の手伝いなどを行い、UOS学生とのコミュニケーションを深めた。しかし、本企画では、英語でコミュニケーションをとることがほとんどであり、聞き取ることはできるが単語の英語が出てこないなどの、自分の語彙力のなさを痛感した。今後、英語でコミュニケーションをとる機会が多くなると考えられるので、日々英語の勉強を積み貸せ寝ようと思った。(光合成複合微生物研究室M1 金室晶貴)

私は本企画でリーダーを担当した.
この企画の特徴は,ほとんど0の状態から学生が主体となって,UOS学生を迎え入れる準備を行うところである.
私が行ったことは主に2点である.@スケジュールを計画し,その計画に伴う仕事をリスト化をし,役員内で割り振りを行った.A委員内でのコミュニケーションが円滑に運ぶようにした.
 まず@スケジュールの計画だが,どのような企画をすれば,UOSの学生の方々に満足してもらえるのか考えるために,他の係と連携してUOS学生に聞きながら計画をたてた.また,他の係の仕事の進行度合いに合わせて,仕事をリスト化し,やることを見える化することで,役割分担が比較的うまくできたと考える.また,準備の「もれ」をなくすことができた.しかし,スケジュールをUOS学生に提示するタイミングが遅れてしまったのが反省点である.
 次に,A委員内でのコミュニケーションが円滑に運ぶようにしたことについて述べる.招待委員は留学生の方もいらっしゃったので,UOSに対してだけではなく,招待委員の中でも英語でやりとりを行う必要があった.しかし,しばしばLINEなどのアイテムを用いて日本語だけで情報共有されてしまう場面があった.日本語は使わず,かつ委員内で円滑なコミュニケーションをとることができるようにするために,私は自ら積極的に英語を使ったり,また直接会って話すミーティングの機会を複数回設けるなどをした.その結果,委員の中で情報格差がうまれるようなことはなく,招待委員内の雰囲気も良く,当日を迎えることができたと思う.
 今回のプログラムで,今まで苦手意識のあった英語に向き合うことができた.また,異なる言語を使う人と交流する際,英語は非常に便利であり,かつ重要であるということを強く強く認識した.ポスター発表があったが,自分の研究内容の説明をスムーズに行うことができず,悔しい思いをしたので,来年2月に私たちが留学する際には,ポスター発表をスムーズに行えるよう準備したい.(発生生物学研究室M1 清水優紀)

私はこの企画の運営において学内の連絡を担当した。この仕事は主に他の係が計画した予定を学内全体に周知すること、もしくは他の受け入れ研究室代表に仕事の連絡をおこなうことだった。しかし、今回の運営では他の係からの情報を受け取り損ねてしまい、連絡が直前になってしまうことが多々あった。そのため、次回の運営では各係の計画に連絡係等が直接参加してタイムラグを減らすようにしたほうが良いと感じた。また、係以外の仕事としてウェルカムパーティの準備、片付け、ポスターセッションの会場設営をおこなった。これらに関しては若干の人手不足と時間管理の甘さを感じた。これらの作業をする際はUOSの学生を巻き込むわけにはいかないため、研究室の先輩方に学生を預けてから準備に参加していた。しかし、その時間が想像よりも長くなってしまったことは反省したい。これらの反省から、企画の運営における情報伝達の重要性と時間配分の大切さを学ぶことができた。(動物生態学研究室M1 和田優之介)


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