<概要>
2008年国際バイオコンファレンスに参加する日本・韓国・カナダの学生が自国の教育システムや文化について座談会形式で語り合う。
<目的>
@英語でのコミュニケーションを通じて研究者に求められる英語力を磨くこと。
A異文化への知識・理解を深め、見聞を広めること。
<協力者>
福田公子準教授(首都大学東京発生プログラム研究室)
<企画としての特徴>
@あえて研究内容から離れてテーマを設定したことにより、各国特有の文化や風習に触れることができる。
A小人数での座談会形式のため、参加者同士の距離が近く、コミュニケーションをとりやすい。
<実施内容>
@各国代表者による自国の教育システム、大学院卒業後の進路、女性の雇用環境について15分間のプレゼンテーションを行った。
A自国の文化や院生ならではの悩みについて各国の学生数人ずつから成るグループに分かれて90分間の座談会を行った。参加者全員が互いにコミュニケーション取れるよう、座席の移動は自由とした。
<会場全体の風景>
<各テーブルの様子>
<成果>
以下の成果が見られたと思われる。
@英語力、英会話能力の発展
A見聞・思考の幅の拡張
Bコミュニケーション能力の発展
C積極性の発展
<感想・課題>
実施内容に関しては、研究自体から離れるというチャレンジングなテーマ設定であったが、参加者からの反響が良かったのでチャレンジした甲斐があったと思う。実施形式に関しても、座談会では参加者全員が互いに意見交換できるように30分ごとに席移動を促す予定であったが、席替えを取り止めるほどに各テーブルでの会話・議論が白熱しており、国際経験や見聞を広めるという目的の達成に適切であったと思われる。課題としては、密なスケジュールの中で行われたために仕方がない部分はあるが、各国の代表者と打ち合わせする時間があればもっと円滑に進行することができたと思う。(小林)
実質的に招待した方々と接触を持ったのは初日のレセプション以来であり、何やら出来上がった空気の中でとりあえずプログラムを予定通りこなすことで頭が一杯だった自分としては成功といえる範疇であった。ただし自分が担当したプレゼンについては内容・発表態度含めて未だにこれでよかったのかという思いがある。進行を専ら小林君任せにしたことも反省材料の一つである。また自由討論の際も英語力がついていかずあまり有意義な発言が出来なかったためD3の岡本さんに救われる場面が多かった。そのような訳で反省すべき点が多々あったが、各国の皆さん、直前で誘いをかけたにも関わらず参加して下さった生命科学専攻の皆さん、それから買い出しの際に自ら車を出して下さり、プレゼンも担当して頂いた福田先生のおかげで当初予想していた以上の活況でした。本当にありがとうございました。(渕上)