TMU logo
生命科学専攻
トップ
「大学院教育改革支援プログラム」:国際シンポジウム

タイトル: 首都大バイオコンファレンスにおけるポスターツアーの実施
実 施 者: 武政 智恵、吉田 慶太(発生プログラム研究室)
実施場所: 首都大学東京構内 国際交流会館
実 施 日: 2009年 10月 21日
対  象: 首都大学東京生命科学専攻全構成員、ソウル市立大学大学院生、トロント大学研究員

<概要・目的>
 2008年10月23日に開催される首都大学東京バイオカンファレンスにソウル市立大学の大学院生10名、トロント大学の研究者3名が招待された。これに合わせ、ソウル市立大学の大学院生と本学大学院生との交流を深めるために以下の企画を実施した。
@バイオコンファレンスのポスターセッションのパネルおよび演題の配置を決定した。
Aポスターセッションでソウル市立大学大学院生を案内した。
これらを企画・実施することで、多岐分野にわたるポスター発表を偏らずに話を聞いてもらい、異分野交流の場、英語でコミュニケーションをする場を提供した。

<活動内容>
 今回来日するソウル市立大学大学院生は分子生物学分野を研究している学生が多い。本学の生命科学専攻には生態学や系統分類学など多様な分野の研究がされており、研究発表内容もバラエティに富んでいる。そこで、多岐の分野にわたる研究発表を偏りなく聞いてもらうために、ポスターツアーを企画した。この企画では分野が偏らないように本学の学生によるポスター発表から8個を選び、ソウル市立大学の大学院生と順番に各ポスターを回り、発表者に2-3分程度で研究内容を説明してもらった。

<成果>
 まず、バイオカンファレンスのように多くの人が関わるイベントにおいてプログラムの一部を担当することは、責任感を持って自身の担当する仕事を行う貴重な機会となると考えられる。また、バイオコンファレンスは企画の立ち上げから実施日までに日数が少なく、限られた時間の中で必要な仕事をこなす計画性が必要であった。さらに、今回担当するポスターパネルの配置など、人手を必要とする仕事では他者に協力してもらう必要があり、協力者が円滑に作業できるように良好な関係を構築し、情報を共有できるように気を配る必要があった。
 このように、本企画の企画・実施を通じて、計画性を持ち、協力者との情報共有を含むコミュニケーションを意識した実行力が向上したと考えられる。

<感想・課題(企画力/評価力/自主性などの向上を含む)>
 今回企画したポスターツアーではまず、説明を依頼した学生は準備時間が短かった中で、英語で説明できるように用意してきてくれたことに感謝したい。一方で企画に関しては、当初所要時間は30分程度だったが、実際には大幅に予定所要時間を超えてしまい、ソウル市立大の学生が自身の聞きたい発表を聞く時間が限られてしまった。こういった企画では時間管理をしっかりしなければいけないと感じた。

©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
TOKYO METROPOLITAN UNIVERSITY