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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:国際シンポジウム

タイトル: 2019年度 ソウル市立大学大学院生および学部生へのポスター発表:植物生態学研究室
実 施 者: 田中葉月
実施場所: 8号館イニシアチブスペース
実 施 日: 2019年 11月 22日
対  象: ソウル市立大学大学院生及び学部生

<概要/目的>
自身の研究を海外の学生を対象にして発信することで、英語論文などの研究発表のための能力向上や、他言語でのコミュニケーションを基に研究をさらに発展させることを目的とする。

<方法/企画としての特徴>
今回は、ソウル市立大学の学生との共通言語として英語を用いてポスターを作成し、発表した。研究分野の学会のための専門的な説明ではなく、オープンラボのような一般の方に向けた簡易な説明でもなく、同じ生物学を専攻する海外研究者を対象としたポスター作成を行った。

<活動内容/具体的成果>
ポスター作成:生物学の知識については言及を少なくし、各分野特有の知見についてを丁寧に記述した。テキストによる記述よりも、図を多用して生態学の分野の実験に親しみがなくても理解しやすくなるように構成した。
ポスター発表:自身の英語の発表に加え、UOSの学生のポスター発表を聞き、質問したり議論したりできた。

<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
英語で研究についてまとめる機会が初めてだったので取り組むまでは困難に感じていた。しかし、図を多用し、簡潔な記述にした方が今回の対象者にとってはわかりやすいだろうと考えてからは、言葉の壁は感じなかった。ポスターについて言えば、英語でまとめる苦労は膨大ではないが、一方で簡潔で間違いのない英文を推敲しなければならない苦難はあると思う。これについては、日本語でもこまめに研究を文章化することで培われるかと考えている。
ポスター発表は、図があればあるほど口頭での説明における言葉の壁を低くできると思った。ただ、自分の研究について説明する上でも相手の研究について理解する上でも、互いの背景を知らず、しかも生活文化が異なるために互いに相手のわからない部分を推察しきれないために、研究の詳細を理解できなかったと感じる。日本語でのコミュニケーションでも必要なことだが、海外の研究者と話す際にはどんなに小さな疑問でも自分で勝手に推測して解決させるのではなく、これからはより積極的に質問できればいいと思った。
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
TOKYO METROPOLITAN UNIVERSITY