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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 2019年度逗子開成高校にて研究発表及び実習を通じて生物学に対する見識を深めてもらう企画
実 施 者: 藤近敬子
実施場所: 逗子開成中学校・高等学校 生物実験室
実 施 日: 2019年 12月 7日
対  象: 逗子開成中学校・高等学校に在学する3年〜6年生・15名程度

<概要/目的>
ショウジョウバエの精子の観察を行う実験、プレゼンテーションを行い、生命科学の実験の面白さを体感してもらう。また、進化遺伝学の概念や研究内容を大まかに理解してもらう。企画者は中高生に理解してもらうように工夫する過程を通じ、自分たちが研究室で普段行っている研究を一般化して説明できる能力を身に着ける。対象者が求める情報を必要十分に説明できる能力を身に着ける。

<方法/企画としての特徴>
前半に実際に実験を行い、後半に講義を行うことで、中高生が実際の研究がどのように行われているかを具体的に理解することができ、進化の研究がどのように行われるのかを周知することができる。また、進化に興味を持ち研究者を志す学生が出てくることも期待される。

<活動内容/具体的成果>
前半 ショウジョウバエの貯精嚢を解剖し、精子の観察を行う。 ショウジョウバエの解剖や観察を通じて、モデル生物であることの意義や構造を理解してもらった。
後半 生物の進化について及び自分の研究内容のプレゼンテーションを行い、進化遺伝学に対する興味や生物学への興味や見識を深めてもらった。



<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
中高生対象であったため、自分の研究を細かく説明する学会とは異なり、生物学や進化という分野に興味を持ってもらえるようにプレゼンテーションを用意することを心掛けた。そのため、プレゼンの後に中高生から質問や進路の相談を受けることにつながったので、進化に興味を持ってもらうことは達成されたのではないかと思う。また、先生方からも質問を受けたり、自分の研究をより詳しく話したりすることを通じて、アウトリーチ力が身についたのではないかと思う。
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
TOKYO METROPOLITAN UNIVERSITY