＜概要／目的＞
バイオコンファレンスでは、研究室間を超えた学術・研究交流の促進を目指している。生物分野の研究には、幅広い知識・経験・考え方の充実が重要であり、また学生同士の交流では、研究内容や研究姿勢など広く情報交換をすることで今後の研究生活の充実が期待される。本企画ではバイオコンファレンスの一部として特に学生間での学術交流促進を目的とし、大学院生による学生主体の討論・交流会を開催した。

＜活動内容＞
前半：異分野の研究室に所属する大学院生数名による口頭発表。
後半：前半で発表を行った演者を中心とした、フリーディスカッション。
事後：アンケート集計





＜アンケート結果＞
◎アンケート内容
・他の研究室の人と交流できましたか？
・今後の研究生活にとって有意義でしたか？
・今後このような企画があったら参加したいですか？

◎アンケート集計結果
                                                
                とても  まあまあ 　あんまり  ぜんぜん   合計
交流できたか        4  　    6        3        0      　13
有意義だったか      6        5        4        0        15
また参加したいか    7        8        0        0        15

参加者の約７０％が有意義な会であり、また参加したいと感じてくれた。口頭発表が長引いてフリーディスカッションの時間が短くなったため、他研究室の学生との交流があまり出来なかったという意見もあった。

◎参加者の感想
・皆さん熱く語っていてそれがすごく伝わってきました
・プレゼン自体がおもしろく、その分野がわかりやすくて良かった
・良い会だったので、もっと宣伝してもいいと思いました


＜感想／課題など＞
生命科学専攻にある幅広い分野の多くを対象にしたということもあって企画の構想段階から企画全体を通して様々な意見や考え方がありました。この企画によって、目的の明確化の重要性・立場による考え方の違い・討論すること主張することの重要性などを認識・痛感することができました。また研究室を超えてたくさんの知人が増えたとこがなにより良かったことだと思います。　菅野

企画当日は生命科学専攻の学生に限らず、専攻外の学生など予想以上に参加者が多く、活発に意見交換がなされていたので本企画の目的は達成できたのではないかと思う。また、本企画のような学生間交流を目的とした企画はバイオカンファレンスにおいて前例がなかったので、企画立案から学生への発表の依頼、討論会の進行など一から行うことで企画運営能力が向上したと思う。しかし、本討論会は前・後半の二部構成であったが、前半の口頭発表の時間が予定よりも延びてしまい、二部でのフリーディスカッションの時間が十分に取れなかったのは残念だった。瀬戸

生命科学の研究にかける思いを発表する場として、また研究に関するコミュニケーションの場として大学院生間で熱い議論が交わされ、とても意義深いものだった思います。
また、私たち企画者としても会の運営を担うことで多くのことを学びました。
反省点としては、より多くの大学院生に参加してもらえれば、さらに盛り上がったと思います。寺沢

ゼロからの新しい企画の立ち上げということで、企画の方向性や実施方法など、複数の意見を練り上げていくのによい練習になったと思う。また、企画の趣旨に興味を持たない人にも参加してもらえるような方法を考えるのも、企画立案においては重要な点だと思った。後藤

気軽に質問出来る雰囲気で基本的な質問にも答えてもらえたため、異分野の研究分野にも興味を持つ事ができた。企画の目的を練る段階で、自分以外の人の研究に対する熱意ややりがいを知る事ができた。松井

仲間たちと議論してゼロから企画を立ち上げていく課程で、お互いの考えを理解する力、そしてチームとして一つの仕事に取り組む力が向上したと思う。自分自身を含め、この企画に参加した学生は自らの研究と他の研究のつながりを理解し、自らの研究の重要性を一層理解することができたと思う。大高

発表に関しては学生の研究に対する熱意が伝わってきて、分野にとらわれず興味関心をもつことができた。企画内容としては、発表者以外でこの会に参加した人が、自分の研究テーマや興味をもっている内容について話せるような雰囲気をもう少しつくった方が良かったように思える。　原

参加してくれた学生も予想していたより多く、大変有意義な会になったと思う。企画段階から様々な熱い意見が交わされ、それを皆でまとめ上げることで企画力やまとめる力がついたと思う。　諸星