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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 牧野標本館での展示(常設展示の一新とオープンラボへの参加)
実 施 者: 須貝杏子・他植物系統分類学研究室のメンバー一同
実施場所: 牧野標本館
実 施 日: 2009年 10月 27日
対  象: 一般の方々(受験生や首都大生を含む)

<概要・目的>
 牧野標本館エントランスの展示物は,最近更新されておらず,陳腐化・経年劣化が進んでいた.そこで,新たに本研究室で現在行われている研究を分かりやすく紹介するポスターを作製した.
 それにより,一般の方々が牧野富太郎や植物標本館への理解を深め,野外の植物や生物多様性に興味を持てるきっかけを作ることを目指した.また,企画者は,一般の方々に分かりやすく研究伝えるポスターなどの展示の作製により,将来的にも生かせる能力を身につけることを目指した.

<活動内容>
 11月1〜3日の大学祭時のオープンラボに参加した。来場した一般のお客様に対して,現在の研究テーマの紹介や,フィールド調査の紹介をした.ポスターの展示の他,実物の植物の展示,研究室の日常や野外調査を伝えるビデオの放映,標本庫への案内,自作パンフレットの配布なども行った.

<具体的成果>
 これまでに企画者が運営にかかわってきたオープンラボの中で,最も多くの来場者数だったと思われる.また,大学説明会の際のオープンラボとは異なり,受験生よりも一般のお客様の方が多かった.特に,ドングリなどの果実に関する展示に対して,子どもたちの反応が良く,実物の植物を見るために,日向緑地まで足を延ばしていた子どもも多かった.

オープンラボ:来場者

オープンラボ:ポスター展示

<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
 本研究室に所属する学生の中には,将来的に博物館で働くことを目指している人も多い.今回のような企画を自主的に行うことで,将来博物館の現場で活かせる能力の向上があったと感じた.今後,このような企画を行っていく際には,どれだけ楽しんでもらえるかだけではなく,いかに記憶に残る情報を提供できるかに着目していきたいと思う.
 牧野標本館の常設展示の入れ替えは,まだ現在進行中である.今年度末までに完成させたいと考えている.(須貝)
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
TOKYO METROPOLITAN UNIVERSITY