<概要/目的> 企画者は,卒研・修士の3年間小笠原の植物を材料に調査・研究を行ってきた.修士課程を修了するにあたり,調査地である父島・母島において修論発表を行い,研究成果を島民へ還元することを目的とする.
<活動内容>(予定) 2009年度小笠原関係修士論文発表会 1. 「植栽」という行為 ―父島小港園地のセンダンが教えてくれたこと― 須貝杏子(首都大学東京・牧野標本館) 2. 小笠原のコケ 〜小笠原にコケを求めて〜 内田慎治(広島大学・植物分類・生態学研究室) 父島:3月4もしくは5日(日程は現在調整中)19:00〜21:00 母島:3月3日19:00〜20:30
専攻内での修論発表会や学会の時とは異なり,一般の方へ向けての発表であることを意識して,発表準備を行う.当日は,質疑応答の時間配分を長くし,島民からできるだけ多くの質問・意見・感想を聴く.
<期待される成果> 対象者は,自分たちが生活している島についての最新の研究成果を知る機会となる. 企画者は,一般の方々に分かりやすく伝えるスライドの作成,対象者との直接的な対話により,研究者としての社会的貢献を果たすことが期待される.さらに,今後の研究における社会貢献について改めて考えるきっかけとなる.特に,企画者の修論の内容には小笠原の保全・外来種対策に関する話題を扱っている部分があり,それについては,小笠原を生活の場としている対象者の率直な意見を聴くことによって,企画者は今後どのような対応をすべきなのかを考えることができる.
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