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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 大学祭オープンラボ
実 施 者: 小林弘侑、石田愛美、種坂祐次郎
実施場所: 9号館西エレベーターホール
実 施 日: 2010年 11月 3日
対  象: 大祭来場者全員

<目的>
来場者に、研究室の見学や研究紹介を通して、大学の研究室とはどのようなところかを知ってもらう。特に、進学を目指す高校生には、実際に大学生と触れ合うことで、大学の様子を知る機会となることを期待する。企画者は、専門的な研究の内容を一般の人にわかりやすく説明することで、コミュニケーション能力の向上を図る。

<活動内容>
当研究室の研究内容について、A4用紙にまとめたレジュメを配り、口頭で説明を行った。特に、タンパク質解析に用いられるSDS-PAGE, Western blottingなどの実験手法は実演により説明した。また研究材料であるマウスと培養細胞の展示と説明も行った。マウスは、遺伝子改変マウスを用い、作成の仕方や特徴を含め説明した。細胞は、実際に倒立顕微鏡を用いて観察してもらった。

<成果>
来場者は、実験手法・実験材料を見学することで、タンパク質や神経細胞についての関心が高まったように感じる。また実際に実験を行うことによって、タンパク質の性質を知り、大学での研究を身近なものと感じてもらうことができたように思う。企画者は、来場者の年齢、関心事に合わせて研究内容をわかりやすく説明する力が向上した。

<感想/課題など>
今回のオープンラボは、多様性スタンプラリーとも重なったため、来場者の多くは、スタンプを押すだけで、展示を見ずに帰ってしまったのが残念だ。前回行った高校生対象のオープンラボとほとんど同じ内容だったのだが、今回の来場者は、比較的子供連れが多かったため、あまり理解しにくい内容だったかもしれない。今度、行うときは、来場者ごとに、内容にバリエーションをつけるべきだと感じた。(石田)

今回は高校生だけでなく、小学生ほどの子供や他学部の先生方も見学に来て下さり来場者の幅が広く、人数も多かった。相手の知識にあわせ教え方を変えるのはとても難しく、トレーニングがまだまだ必要だと感じた。(小林)

対象が専門知識を有さない人々であったため、専門用語を使い過ぎてしまうと説明できないので、用語を用いずに説明することを心掛けたが難しかった。来場者の数は予想を超えて来て頂いたのでとてもうれしかった。次回行なう際には来場者がより興味を抱ける内容にしたい。(種坂)



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