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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: バイオカンファレンス第3部 〜大学院生・研究者等による討論・交流会〜
実 施 者: 中島健太、権 秀明、後藤雄太、染谷春香、内海 麻理、日下 陽平、寺沢雄吉、原 なつみ、渡辺 健太、木下 善仁
実施場所: 国際交流館大会議室
実 施 日: 2010年 11月 5日
対  象: 生命科学専攻構成員

<概要/目的>
本学のバイオカンファレンスにソウル市立大学(UOS)からの大学院生を招き、英語を用いた討論及び交流を行った。UOSの大学院生、本専攻大学院生が自身の研究内容についてポスター発表を行う機会を設け、英語を用いた討論及び交流を行った。ポスター発表自体はバイオカンファレンス第2部で行われているが、ほとんどの発表者が日本人であるため日本語中心の討論が行われており、英語を用いた討論はほとんど行われていない。そこで本企画では企画者・企画協力者が積極的に討論を行う、英語に苦手意識を持つ学生とUOSの学生との仲介をするなどを通して、英語中心の交流が行われるよう工夫を凝らした。

<方法/企画としての特徴>
研究を行っている学生にとって、他の研究者と討論を行うことは研究に対する理解の深化や視野の拡大に大きく役立つ。またそれが所属する研究室以外の研究者、海外の研究者であった場合はより効果が期待でき、更に自身の説明能力や情報発信能力、英会話力の向上なども期待できる。
このように、本企画は企画者・企画協力者のみならずバイオカンファレンスに参加した学生全体の英会話能力の向上や国際交流の深化、討論・質疑応答の技術向上を目的とする。またバイオカンファレンスの一環として行うことにより、UOSと本学生命科学専攻との交流企画およびその魅力を広く認知してもらうことも目的としている。

<活動内容/具体的成果>
UOSの学生との交流を通じて英会話能力の向上、討論・質疑応答の能力の向上がされた。またそれ以上に、海外の研究者との討論への苦手意識をなくす機会となった。これは特に若手の学生に効果的であると考えている。学生のうちから躊躇せず、所属する研究室以外の研究者と積極的に討論を行う姿勢は、視野の拡大や情報発信能力の向上、情報収集能力の向上に非常に役立つものであった。また、UOSからの大学院生にも例年以上に多くの学生と交流する場を提供することができ、議論の深化や交流の活性化などを促した。
さらにバイオカンファレンスの一環として行うことにより、本専攻以外の人々にUOSとの交流企画やその利点、魅力などを更に認知してもらうことも期待できる。

<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
多くの先生方にも参加して頂き、研究発表の場として盛会であった。2部ではUOSの学生と討論している本学学生はわずかであったが、本企画ではより活発に討論が行われ、英会話能力の向上につながるものと思われた。一方で、学生の参加者が一部の研究室に限られていた。今回、英語での討論を理由に不参加の人も多かったので、来年度以降は改善していく余地がある。(中島健太)

専攻全体に対する告知や発表者募集等を通じ参加者を集められたことが自身にとって大きかった。また国籍や言語を超え、UOSの学生や他の学生と協力し一つのことを成し遂げることが出来たことは互いの親睦を深めるきっかけになったと思われた。一方で時間の管理やその場の状況に合わせた転機といった点で上手く立ち回れなかったことを省みると同時に来年度以降より良いものを作るための課題としたい。(内海麻理)

本企画の影響もあってか昨年度よりも留学生との交流が円滑に行われた気がしました。学生間だけの交流ではなく、先生方も交えて交流を行っていたのが良かったと思います。しかし、参加学生は限られていたので、来年度では宣伝や雰囲気作りを工夫してより多くの学生の参加を呼び掛けたい。(後藤悠太)

本企画は、バイオカンファレンスとUOSとの交流プログラムを同時に実施することで、双方にとって有意義なものになったと思う。 一つは自分の研究について英語での実践的な発表が行えたこと、二つ目は例年以上に本学学生とUOS留学生との交流が活発に図られたことである。告知方法や参加しやすい環境づくりには改善が要するが、私も含め参加学生にとっては英語での討論や交流に対しての抵抗が少なくなったと感じられた。(原なつみ)

参加者の英会話能力、討論・質疑応答の能力を向上させる上で本企画は非常に有意義なものであった。また、企画段階でも、企画者は韓国の学生との打ち合わせを通し、英語コミュニケーション能力を向上させることができたと感じた。しかし、参加者は思っていたよりも多くはなかったので、今後はより参加者が増えるように改善すべきだと思った。(木下善仁)

本企画は、英語で討論、質疑応答をする機会があまりない学部生や修士の学生にとって大変有意義なものだったと思う。今後、広報の仕方や、企画内容を改善していくことで、もっと大きなイベントになっていくことを期待したい。(日下陽平)

本企画はソウル市立大学の大学院生と本学の学生との研究交流の橋になったと思います。英語で交流するのに、母国語のように話すことまではできなかったですが、コミュニケーションをとりたい意欲が重要な役割をし、両者の円滑な交流ができました。(権 秀明)

学生、先生方が参加してくださり、UOSの学生と積極的に議論を交わすという目的は果たせたように思う。しかし本学の学部生を始め、英語を苦手に感じている学生が参加できるような工夫はもっと必要であると感じた。今年の反省点を来年度の担当者へしっかり引き継ぎ、よりよい交流企画が実現できるよう努力したい。(渡辺健太)

私たちはバイオカンファレンス第三部として、ソウル市立大学(UOS)の学生によるポスター発表会を企画した。英語による発表であったため学生の参加を懸念したが、多くの学生が参加してくれた。英語でのディスカッションも盛んに行われ、発表する側にとっても聞く側にとっても実りある時間になったと考える。今後もUOSの学生と首都大生の交流の場をたくさん作って行きたいと思った。(染谷春香)

本企画は、国際交流、学術的な進歩、英語でのコミュニケーション能力の向上などあらゆる点で非常に意義深いものであった。英語でのディスカッションが盛んに行なわれ、楽しみながら交流することができた。ただ、会の進行などについて十分な準備ができていなかったことが残念である。今回の反省を活かし、次回はより良い交流会にできるよう引き継ぎたい。(寺沢雄吉)
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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