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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 牧野標本館での展示(オープンラボへの参加)
実 施 者: 戸野晶喬・山田香菜子・後藤なな・下川悟史・植物系統分類学研究室のメンバー一同
実施場所: 牧野標本館
実 施 日: 2010年 11月 3日
対  象: 一般の方々(受験生や首都大生を含む)

<概要/目的>
オープンラボを通じてこれから受験を考えている高校生や、大学の近くにお住まいの地域の方々などに実際に大学の研究室でどのような研究を行っているのかをわかりやすく伝え、高校生には受験の際の参考に、地域の方々には大学が行っている研究への理解を深めていただくことを目的とした。また企画者は一般の方々に研究内容について説明する機会を得ることで、自らの研究をわかりやすく説明をする力が身につけることを目的とした。

<活動内容>
オープンラボでは、来場された方々、それぞれ以下の3つの方法で、実際に研究室で行われている研究や、牧野標本館で行われている標本の保存などについて理解を深めていただいた。
@ポスターによる研究紹介
A野菜クイズと工作教室
B標本庫ツアー

<具体的成果>
牧野標本館という立地の良さもあり多くの方に来場していただくことができた。特にひっつき虫やどんぐり、葉っぱ、野菜などの身近なものを題材にしたこともあり、子供連れの方の割合が多かった。これにより子供達に身の回りにある自然に目を向けてもらうよい機会になると同時に、保護者の方にも子供たちと一緒に自然の中で遊ぶよいきっかけになったのではないかと考えている。
企画者は様々な方に説明する機会を得ることで、自身の研究を聞く人に合わせてわかりやすく説明する能力が身に付いた。


<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
今回の企画を通じて様々な方にわかりやすく説明する難しさを感じました。
課題としては、現在研究室が行っている研究を聞く人の割合が少し少なかったので、うまく来場者の方の興味を引く方法を考える必要があると感じました。(戸野)

今回は昨年の企画に比べて、子供向けの企画を増やした。その結果、多くの子供やその保護者に生物の面白さを体験してもらえたと思う。一方で、そちらの企画にスペースを多く割いたため、私達の研究を説明する機会が減ってしまった事が来年への課題だと考えている。(下川)

多くの年層に向けた展示を企画することで、幅広い世代の来場者がいらした。多くの来場者の人でにぎわったことで、手薄になってしまうコーナーなども見受けられて、せっかく来ていただいたのに説明もできずに退場される人も見受けられた。それを改善するために、次回は、帰宅されてからも復習のできる冊子や、タイムスケジュールの改善などを検討することが望まれる。(後藤)

子供連れのお客さんに楽しんでもらえる展示を作れたことは、地域との交流のためにも良かったと思います。私は今回企画の一部にしか関われなかったので、次回同様の企画を行う際にはもっと積極的に企画を行いたいです。(山田)


©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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