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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: オープンラボ・発生プログラム研究室ーホヤ胚の展示ー
実 施 者: 関上由佳・大沼耕平・熊谷雄人・末吉美佐・露木翔太
実施場所: 8号館247室
実 施 日: 2011年 7月 18日
対  象: 大学説明会参加者

<概要/目的>
 大学説明会は、その大学でどのようなことが学べるのかを高校生に知ってもらうために行われる。高校生にとっても、実際に話を聞くことは、より多くの情報を得られる良い機会である。特に、研究室紹介は、具体的にどのような研究をしているのかを知ることができる。そのため、高校生が受験校を決定する際に役立つ。そして、高校生が今まで教科書でしか見ることがなかったものを身近に感じることができ、興味を持つ機会にもなる。
 本企画は、我々の研究室で行われている研究概要を高校生に知ってもらうことで、発生生物学の面白さを伝えることを目的とする。


<方法/企画としての特徴>
@) ホヤの展示。カタユウレイボヤ、マボヤの各発生段階の固定胚を実際に展示する。           
A)発生中のホヤの展示。発生中の胚を実際に観察してもらう。                     B)WISH(Whole mount in situ hybridization)胚の展示。WISH処理した胚を見せることで,遺伝子発現を可視化する技術を知ってもらう。                                    C)ポスター展示。ポスターを見ながら、説明を聞いてもらうことで、我々の研究について大まかに理解してもらう。                                              大学院生、または卒研生が、来場した受験生に@〜Cの展示を見てもらいながら、各展示の説明をする。


<活動内容/具体的成果>
7/18 企画の準備、実施、片付け


<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
オープンラボの企画は、高校生に生物学への興味を持ってもらうだけでなく、企画側も研究をわかりやすく説明するための力をつける機会にもなった。前回のオープンラボでは、来場者が増えてくるとすぐに混雑して、顕微鏡での観察をしながら説明をしにくい状態であった。今回は、顕微鏡の配置を変え、ポスターの説明をする場所を確保する等の工夫をした。それによって、混雑することなく説明を行うことができた。 (関上由佳)

前回のオープンラボに比べ、研究紹介での説明の仕方が改善できた。どの部分を重点的に説明すべきか、混雑時にどの説明を省くかの判断が上手にでき、より多くの来場者の方々に効率よく研究紹介をすることができた。このことからオープンラボの目的を果たすことができ、更にTAのプレゼンテーション能力の向上も図れたと思う。しかし、来場者の方々で詰まる状態に度々なったので、混雑時でのTAの連携を次回には改善したい。(大沼耕平)

前年度の反省から、以前はポスターの展示を一カ所にまとめて行っていたが、今回はそれらを項目ごとに分け、ポスターによる説明と観察が交互に行えるように工夫した。その結果、来場者が一カ所に固まること無く、スムーズに案内をすることができたと手応えを感じている。しかし、8号館の入り口から近いということ、学校説明会の性質上、特定の時間帯にのみ来場者が集中してしまい、やはり手が回らなくなることが多かった。特に、TA間で説明の量に差があることで来場者の流れが滞ることが目立った。混雑状況を確認しながら臨機応変に応対することが今後さらに求められると感じている。 (露木翔太)

前年度に引き続きホヤ胚・WISH胚の展示、研究内容の説明を行ったが、今回は説明の流れに応じたポスター配置の変更を行った。結果として、より分かりやすい説明が出来たと思う。反省点は、混雑時の対応である。場所の都合上一気に多数の来場者が訪れ、人の流れが滞ってしまった。動線のさらなる工夫やTA間の連携、混雑時は来場者をまず他のラボに案内することなどが必要であると感じた。(末吉美佐)

前年度の反省より、顕微鏡の配置を変更したことで以前よりもスムーズな案内ができたと思う。個人的にもわかりやすく説明できるようになりつつあると感じ、来場者からもいろいろと質問されるようになった。非常に関心を持ってくださる来場者に対しては対応が長時間になり、後の来場者への案内が滞ってしまうこともあり、展示をうまく回していくにはどうすればよいか、今後検討の余地があると思われる。(熊谷雄人)
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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