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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: オープンクラス 神経分子機能研究室
実 施 者: 小林弘侑、種坂祐次郎、田邉和也、土屋幸憲、山崎麗奈  他一名
実施場所: 9号館493
実 施 日: 2011年 8月 6日
対  象: 高校生

<目的>
 高校生に、研究室の見学や研究紹介を通して、大学の研究室とはどのようなところかを知ってもらう。企画者は、専門的な研究の内容を一般の人にわかりやすく説明することで、コミュニケーション能力の向上を図る。

<活動内容>
 身近にある牛乳や卵、プロテインに含まれるタンパク質を解析し、どのようなタンパク質が含まれているのか予想した。また細胞骨格の一つであるTubulinを染色し様々な細胞の形態を観察した。

<成果>
 来場者は、実験手法・実験材料を見学することで、タンパク質や細胞についての関心が高まったように感じる。タンパク質の性質を知り、大学での研究を身近なものと感じてもらうことができたように思う。企画者は、研究内容をわかりやすく説明する力が向上した。

<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
 タンパク質の解析はSDS-PAGEによって分離しCBBで染色したが、その面白さがあまりうまく伝わっていなかったように感じる。逆に顕微鏡によって細胞内部を観察した方がより面白そうなにしていた印象を受けた。次回行うときはライブイメージングの画像を見せてるとより面白いのではないかと思う。(小林)

高校生が知っている知識や用語の範囲内で、興味をひくと共にわかりやすく実験方法の原理等を説明するのはとても難しかったように感じた。しかし、今回のオープンクラスは高校生にとって研究室の雰囲気や研究内容を知るいい機会にもなったと思う。企画者としては、専門知識や用語をどの程度まで細かく説明するのか、または専門用語は説明せず、わかりやすく何かに例えることで概要を伝えるべきなのか、きちんと決めておくべきだった。(山ア)

高校ではあまり触れたことのない実験器具を使っていたため、そこには強い興味を持っていたが、実験の本質的な面白さは上手く伝わっていないように感じた。専門用語を使わずに研究内容を説明することは難しいと感じた。今回のことを活かして、次回はより良い企画をしていきたいと思った。(種坂)

高校生とコミュニケーションが取れるかが心配でしたが、大学・研究室のこと等の質問を含めて高校生と対等に話すことができました。また、普段あまり話すことのない高校生を通じて自分自身のことを知ることができました。

オープンクラスは、高校生にとって大学の研究室の雰囲気や研究内容を知ることが出来る良い機会だったのではないかと思う。企画側は、研究内容などをわかりやすく伝える良い機会となった。(土屋)

受講していた高校生は興味をもって取り組んでいたので、少しでも大学で何をやっているか理解してもらえて良かったです。また、専門的な知識のない相手に説明する難しさを体感できてよかったです。(田邉)
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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