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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 食育 x 科学「光るぷるぷる石けんを作ろう」
実 施 者: 金室早貴
実施場所: 港区エコプラザ  東京都港区浜松町1丁目13−1
実 施 日: 2021年 8月 28日
対  象: 小学生とその保護者(11組22名)

<概要/目的>
本企画は、小学生を対象に食を通じて科学の面白さや身近さを伝えることを目的としたものである。
具体的な企画内容としては親子で行う「光るぷるぷる石けん作り」と講義を通じて、環境に負担をかけない暮らしについて考え、子供が一生涯にわたって健やかに生きていけるような教育に貢献することである。

<方法/企画としての特徴>
実験では無添加のボディーソープに抹茶の粉末を入れた「抹茶のぷるぷる石けん」と、ビタミンB2を入れた「光るぷるぷる石けん」を作った。 また抹茶粉末に含まれるクロロフィルの抽出実験を行い、植物の光合成について学んだ。ブラックライトで光るビタミン B2の性質やブラックライトが発する紫外線の良い面、悪い面についても解説した。 自然素材を使った石けん作り通じて、環境に負荷をかけない暮らしの大切さを考え、人間の体に必要な栄養素について理解を深められるよう心がけた。

<活動内容/具体的成果>
当日、実験器具等の準備を行い、主に机間巡視をしながら実験のフォローを行った。
目で見て感じることのできる科学現象を交えてワークショップを行ったことで、終了後のアンケートに「食と科学の繋がりを実感することができた」「親子揃って科学への興味がより高まった」との回答をいただくことができた。

<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
今回のワークショップでは、親子の対話や実験活動を通じて、双方に食と科学への関心を持ってもらうきっかけ作りになるように心がけた。実際に作業を行うときは各テーブルを巡回し、対話を通じて生まれた漠然とした疑問に一つずつ答えるようにしていた。このような一人一人との対話を大切にすることによって、満足度の高いワークショップを提供することができたと感じる。また実施後のアンケートでは、食や科学に関する理解を深められたという声や、また参加したいという声をいただくことができ、科学を人に伝えることの喜びややりがいを感じた。今後もボランティア団体「食育×科学 れしぴ研究所」のスタッフとして、子供が一生涯にわたって健やかに生きていけるような教育活動に貢献していきたい。(植物生態学研究室M2 金室早貴)


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