TMU logo
生命科学専攻
トップ
「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: ショウジョウバエ進化多様性の集い(企画経営演習)
実 施 者: 田村珠雲(21846420)熊谷颯之(21846409)
実施場所: オンライン(Spatial Chat,zoom)
実 施 日: 2021年 6月 8日
対  象: 様々な種類のショウジョウバエを用いた研究に興味のある学生や若手研究者 約35人

<概要/目的>
近年、様々な研究分野において、モデル生物として広く知られるキイロショウジョウバエだけではなく、多様な非モデルショウジョウバエ種が脚光を浴びている。一口に研究室で維持されている種といっても、原産地域の生息環境はそれぞれ大きく異なり、特性や飼育・実験方法もまさに十蝿十色と言える。一方で、種間で共通点もあるため、別種から研究をより良くするヒントが得られることもあるのではないだろうか。
本企画では、様々な種類のショウジョウバエを使用している若手研究者間での日頃の実験手法における悩みや日常の悩みなどを元に複数のテーマ用意し、意見や考えを共有し合うフランクな場を提供する。
本企画に参加することで様々な情報の共有や人脈作りを行い、参加者が今後より研究が進むこと、複数の大学間での交流を深めることを目的としている。
また、企画の運営を通して自主性やコミュニーション能力の向上に加え、会を運営する側としての経験を積むことも目的とする。

<方法>
@懇談会への参加者募集
Googleフォームを用いて参加登録とトークテーマの募集を行った。URLを学内メール、本企画ホームページにて広報した。また、懇談会に向けてのアンケートも同時に行った。
A懇談会におけるトークテーマの設定
参加者から日頃の悩み、実験の悩み、話したいことを募集した中から盛り上がりそうなテーマの選定を行った。
B案内資料の作成、配布
当日のタイムスケジュール、当日行うテーマについて、使用ツール(SpatialChat)の説明、参加者リストについての資料を作成しメールにて配布した。なお、参加者リストには個人情報が含まれているため、資料は懇談会参加者のみに直接メールで送付した。
C当日の運営
参加者から募集した研究の悩みやアイデアをまとめたトークテーマの部屋をいくつか用意し、一定時間ごとにテーマを変更しながらそれについて意見交換や雑談等してもらった。
全体へのアナウンス、オンライン上の為トラブルの対応、交流時の会話の盛り上げ、タイムキーパーなども行った。
F事後アンケートの作成
参加した方へ振り返りのアンケート(Googleフォーム)をメールで送付し結果をまとめた。


<アンケート結果>(14名)
開催日程について:日本進化学会に関連しており、学会前でよかった 92.3%
開催時間について:18時開催でよかった 85.7%
使用ツールSpatial Chatについて:問題なかった 78.6
トークテーマについて:よかった 85.7%
PDF資料について:わかりやすく活用できた 100%
今後もこのような会を希望する: 100%
その他感想
・オンラインでも顔が見えて、かつ移動がしやすいので知らなかった方と気軽にお話することができました。
・コロナの時代にこのような新しいシステムを使用して、懇親会を行えるのは素晴らしいと思いました。
・他大の方とのディスカッションで、研究を連携する案ができました。新たなネットワークを開拓できました。

<感想>
(9/1 田村)準備は資料作成で苦労したがアンケート結果で全員が良かったと回答があり、苦労した甲斐があったと感じた。当日多くの人と交流ができ、開催してよかった。時間ごとにテーマを様々設けたが、把握できていなかった参加者もいたためもう少し改善できたと思う。本企画を通して企画運営におけるスケジュール管理、資料作成、が向上できた。

(9/7追記 熊谷)学会等がオンラインのため若手研究者同士のつながりが少ない中、様々な大学から多くの方が参加し日常の悩みから研究のことまでを気軽に話し合える場を提供できてよかった。参加登録した人より当日参加した人の方が少なかったためリマインドをすればもっと多くの方に参加してもらえたと思う。準備から当日の運営を通して、ミーティングの進め方、わかりやすい資料の作成方法、連絡や調整のためのコミュニケーション能力が向上できたと思う。
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
TOKYO METROPOLITAN UNIVERSITY