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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 高校生サマーセッション
実 施 者: 竹下真未・阿部祐樹・西山空人・鳥居侑史・岩本榮介・橋本英明
実施場所: 
実 施 日: 2011年 7月 26日
対  象: 事前に受講を希望した高校2、3年生 60人前後

<概要/目的>
本企画は、「生命科学コース 高校生ゼミナール」の一環として、高校2、3年生を対象に行う。受講者である高校生に、普段の授業で体験できないことを経験してもらうことで、生物への関心を高めることと理解を深めることを目的とする。企画者側は、担当教員の講義および実習の補佐を通して、自分自身の知識や理解を深め、指導力やコミュニケーション能力の向上させることを目的とする。

<方法/企画としての特徴>
受講者を30人ずつ2グループに分け、2日間の実習を行う。前半の講義では、ショウジョウバエについて基本的な知識の解説をする。後半では、ショウジョウバエの採集法を説明し、受講者に実際に野外採集を体験してもらう。採集終了後、実習屋にて、事前に用意したショウジョウバエ (計9種 1班につき5種) を用いて、種の同定作業を行う。企画者は実施内容が円滑に進むように、高校生への指導を補佐する。各日実習終了後には、希望者に研究室紹介を行い、実験室や恒温室を案内する予定である。また、実習に使う資料の作成など、事前準備を行う。

<活動内容/具体的成果>
座学や実験などの多彩な学修を通して、高校生に生物学や大学そのものにも興味を持ってもらえたと思われる。また企画側は生徒に説明することによりわかりやすい説明の仕方を学べ、コミュニケーション能力が向上したと思う。

<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
去年も手伝いとして参加したが今年は主体となって参加したため去年よりも緊張した。その分予習を十分にしたため去年よりも戸惑わずに生徒に接することができた。分類でまだ少し迷ってしまったことがあったので来年はそれを克服したい。(橋本)

ショウジョウバエの同定作業では、受講者の意見を入れ、かつ正しく誘導するように心がけた。対話のなかで、受講者に新しい気付きを感じてもらえたように思う。 (鳥居)

研究に関する知識を確認することができて勉強になった。高校生が皆、思った以上に積極的に参加してくれていて驚いた。指導については、ハエの微妙な特徴や、個体差の現れる部分の見分けに自分でも苦労してしまった。次回行う時はその点を改善したい。(岩本)

昨年のサマーセッションの時よりもTAの人数が少ないので負担は大きかったが、昨年の経験を活かして効率的に事前準備ができたと思う。ショウジョウバエの同定作業では、積極的に質問できない受講者にもこちらから話しかけることができた。こちらも昨年よりも効率的で、かつ不自然ではない誘導ができたと思う。(竹下)

以前の体験もあったため,スムーズに指導をすることができ,受験者の要望に添える形で対応ができたと思う。自分自身この体験で得たものを今後控えているオープンラボや大学祭で活かしていきたい。(阿部)

2日間の講義・実習では,コミュニケーションだけでなく学生への教え方などについて考えを巡らせることができた。ただ解答を教えるだけでなく,学生のモチベーションを保ちつつ指導していく事も大切であると感じた。この経験を来年度の入試で効果的に昇華させたい。(西山)

©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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