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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 平成23年度オープンラボ 光合成は植物だけのものじゃない~光合成細菌の研究〜
実 施 者: 厚海貴裕、佐藤浩一、清水隆之
実施場所: 首都大学東京 南大沢キャンパス 8号館 438・439・441室
実 施 日: 2011年 11月 5日
対  象: 大学祭・オープンラボへの来場者

<概要/目的>
一般常識として光合成は光を受容して酸素とエネルギーを作るということが知られている。しかし、実際にその中身がどうなっているかを理解している人は少ない。そこで、少しでも生物、あるいは光合成に興味のある来場者に対して、光合成を担う色素やそれに伴う研究について理解して頂くことを目的としている。また、高校生にとっては大学訪問による自分の進路選択の一助になってもらいたい。

<方法/企画としての特徴>
1.薄層クラマトグラフィー:光合成細菌や植物(クローバー)の葉から抽出した色素タンパクを分離した。
2.紅色光合成細菌の展示:当研究室で培養している細菌のうち数種を展示する。またカロテノイドの合成経路が野生株とは異なる変異株についても紹介した。
3.ポスター展示:大学院生の研究ポスターなどを張り出し、どのような研究を行っているかを紹介・解説をした。

<活動内容/具体的成果>
来場者は光合成を行っている色素の役割や光合成細菌についての知識を学んだ。とりわけ高校生の方々には大学選びを行う上での参考になったと思われる。
企画者は、幅広い年代層に対して自分の研究内容を平易に説明することで、コミュニケーション能力、プレゼン能力が向上したものと考えられる。

<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>

今回の来場者は非常に幅広い年代層にお越し頂き、それぞれに合わせた説明をするように心がけた。特にポスター等の張り紙では中々理解しづらい部分が多々あると考え、抽象的な例を多様に用いることで来場者に理解しやすいよう説明したことで、自身のコミュニケーション能力に磨きをかけることができたと考える。
しかし、来場者に中々理解して頂けないところもあり、改善の余地があることも感じた。(厚海貴裕)

 今回のオープンラボでは来場者の数が少なく、その分時間をかけて丁寧に説明することができたので満足していただけたのではないかと感じている。特に自分が行っている研究の例を挙げることで研究スケジュールや実際どんな風に手を動かしているのかといったイメージが沸きやすかったのではないかと思う。
 しかし、空き時間をもっと効率よく行うことや、来場者の方により楽しんでいただけるような展示の工夫など(よりインパクトの大きい細菌の紹介や目を見張るものがあるポスターなど)改善点が見られたので、次回に生かしたいと思う。
(佐藤 浩一)

昨年のこの時期にやったオープンラボに比べて明らかに来た人が少なかった。今回は生命科学専攻の総合受付(?)がなく、誘導のポスターも貼っていなかったことが影響しているかもしれない。
どんなに良い展示をしても、人が来て・見て・話を聞いてもらえなければ意味がないので、次回はいかに人を呼ぶかといった点に注意してオープンラボに臨みたい。(清水隆之)
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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