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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 東京都立大学生物学科卒業生との交流会
実 施 者: 秋元優希(神経生物M1)、山田沙佳(神経生物M2)、松山龍太(動物生態M1)、後藤悠太(発生プログラムM2)、石田愛美(神経分子M2)竹下真未(進化遺伝M2)、戸野晶喬(植物系統M2)
実施場所: 首都大学東京南大沢キャンパス8号館実習室
実 施 日: 2011年 10月 1日
対  象: 東京都立大学生物科卒業生 42人

<概要/目的>

1977-81年度に都立大生物学科を卒業した先輩達を対象に、キャンパス内の案内や懇談会などを行う。親睦を深めるとともに、先輩方の経験を聞いて自分自身の今後に活かす事が目的である。


<方法/企画としての特徴>

受講者は生物学科の出身であるため、同じ専攻を出た先輩との交流を持つことは有益である。特にある程度生物の知識を持つ人に対して自身の研究や研究施設の説明することで、専門的な内容を踏まえた説明力が鍛えられる。
企画の特徴としては、南大沢キャンパスに来たことがないという先輩方も来られるということで、生命科学専攻として普段使用している場所(研究室や飼育棟など)を案内するという時間を多めにし、その案内を学生にしてもらうことで、今の首都大・生命科学専攻を知ってもらうとともに、自然に先輩方と交流できるような形にしたことである。また、懇親会という形で自由に先輩と話せる時間を設けることで、個人的に人脈を持つことができるように工夫した。


<活動内容/具体的成果>

1、準備(14:00〜15:00)
会場(実習室)や名札の準備などを行った。


2、現在の大学について(15:00〜15:30)
全員が集まったところで、現在の大学の概要、生命科学専攻として行っていること、大学生の活動などの話をした。



3、採集後の解説(15:30〜16:30)
各研究室及び各施設(飼育棟、牧野標本館、イモリ池など)に案内し、どのようなフィールドで何を使ってどんな研究をしているのかを説明した。

              

4、懇談会(16:30−17:00)                           昔と今の研究の違いや、就職についてのことなど、卒業生と在校生の間で懇談会形式で自由に語り合ってもらった。参加人数によっては、ある程度のグループ分けをしてスムーズに進行できるよう工夫した。



<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>

普段接することの少ない年代の先輩方とお話ができてとても新鮮だった。
飼育棟の案内では、元生物専攻なだけに鋭い質問がたくさん出て、自分自身の生物に対する知識を深めることができた。中には回答が難しい質問もあり、勉強不足を感じた。今後このような一般公開をする機会があっても、自身を持って対応できるように一層勉学に努めたいと思った。(秋元優希)

私は企画立案、全体の調整と各場所を案内する役割だった。
あくまで先輩方の久々の交流がメインの会なので、それを邪魔しないような企画を考えるのはなかなか難しかったが、終わってみれば「久々に大学内が見れて楽しかった」、「今の大学生と触れ合えてよかった」などの評価をいただけたので、良い企画ができたと思う。このような直属の先輩方とのつながりを持てるような企画を今後も続けていきたい。
今まで生物学科の先輩方と話す機会はほとんどなかったので、とても勉強になる一日だった。(山田沙佳)

同じ生物学科の卒業生の方とお話しする機会はほとんどないため非常にためになりました。私は標本庫の説明を行ったのですが、説明を行う中で南大沢に移動する前の標本庫の話であったり、昔の野外実習の話をお聞きする機会があり、生命科学学科の歴史を感じる事ができ大変勉強になりました。(戸野晶喬)

私の研究室は、今回来ていただいた先輩方が在学中には、まだなかった研究室だったため、見学に来てくださった方はあまり多くなかった。しかし、現在医療関係に勤めておられる方から、専門的な内容の質問を受けたりなど、自分の研究に関心を持って説明を聞いて下さり、とてもうれしかった。このように、社会に出て経験を積まれた卒業生の方と団らんできる機会がこれからもあればよいと思う。(石田愛美)
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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