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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 大学祭オープンラボ・植物ホルモン機構研究室
実 施 者: 富永真規子・松田さとみ・松本さちこ・小島茜・高尾翠・高岡千弘
実施場所: 8号館320室
実 施 日: 2011年 11月 5日
対  象: 大学祭でのオープンラボ来場者

<概要/目的>
●来場者に対して
 研究内容の説明などを通じて、植物ホルモンや生命科学全体・大学での研究に対して興味や関心を持ってもらう。
●実施者に対して
 専門的な研究内容を来場者に分かりやすく説明する事を通じて、プレゼンテーション能力の向上を図る。

<方法/企画としての特徴>
本研究室で取り組んでいる研究内容について、各分野ごとにポスター・プリントを用いて口頭で説明した。
また、サンプルや試験体を実際に見てもらう事で、来場者の理解度や興味が高まる様に試みた。

<活動内容/具体的成果>
●活動内容
 研究分野ごと(オーキシン/イネのストレス応答性タンパク質RsOSPR10)に分かれ、ポスターを展示・配布して説明を行った。
 この際、トウモロコシ幼葉鞘の重力屈曲の様子などを観察してもらい、口頭説明の補強材料とした。
 また、高校生物の教科書の内容に沿って研究の概要をまとめたプリントを作成し、当日配布した。
●具体的成果
 多くの来場者に、本研究室での研究内容について伝える事が出来た。興味を持って質問をしてくれた人もおり、
 研究内容に対する興味や理解を促せられたのではないかと思われる。
 実施者も、幅広い年齢層の来場者への説明を通じて、プレゼンテーション能力の向上を図れた。

<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
大学祭でのオープンラボという事で来場者の年齢層も広がり、分かりやすく説明する事が満足に出来なかった。もう少しポスターなどに工夫を凝らすべきだったかもしれない。来場者から様々な質問をいただく事が出来たので、次回のオープンラボで今回の経験と一緒に生かせる様にしたい。(小島)

学生だけではなく、年齢層の高い方々にも研究内容に興味を持って話を聞いていただけたことが良かった。ただし、専門的な内容が多く難しい印象があったようなので、話の導入などを工夫する必要を感じた。(松本)

「わかりやすく自分自身の研究について伝えること」は研究室に所属してから、常に意識していることではある。しかし、いざ幅の広い方々を前にした時に、それが出来ているか。修士2年となり、少しは余裕も出て、相手の興味に沿いつつ、こちらが伝えたいことも伝えられるようになったと感じている。社会人になっても心がけていきたい。(富永)

前回よりも長い時間研究に携わったことで、前回よりも自分の研究について深く考える事ができ、それに伴って説明もいろんな層(年齢や職業)にたいしていろんな角度から説明することができた。ある物事を説明するには、より深く学ぶ事がより簡単に分かりやすく説明できるようになることへの第一歩だと感じた。(高尾)

相手の方の背景に応じて自分たちの研究について説明の仕様を工夫することは、自分のスキルを向上させることにもつながったと感じる。これから大学を目指す高校生や、これから本格的に生物を履修するであろう中学生などと交流することができ、とても刺激を受けた。 (高岡)

自分がおこなっている研究を、話しをする相手の年齢などに応じて、変化を持たせながら解説することの難しさを感じた。しかしながら、これまで何回もオープンラボをおこなってきたことで、以前より簡潔にわかりやすく説明することができたと感じた。(松田)
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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