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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: オープンラボ 進化遺伝学研究室
実 施 者: 磯部琴葉、里村和浩、岩本榮介、鳥居侑史、西山空人、橋本英明
実施場所: 8号館415, 418室
実 施 日: 2012年 7月 16日
対  象: オープンキャンパスにおける研究室来場者(おもに高校生)

<概要/目的>
本研究室で行われている研究において,実際に使用している実験器具や,研究内容をまとめたポスター等の展示をし,来場者に研究を体感してもらう。企画者は、来場者への実験設備紹介や研究紹介を通して、研究の原理、背景、意義などを見直す。この時、来場者の知識や関心に見合った説明を心掛けることで、対話能力の向上も図る。


<方法/企画としての特徴>
 @実験生物の展示
研究に使用している生物(ショウジョウバエ)を展示した。
 A分子系統樹の作成過程の説明
ショウジョウバエ複数種からシークエンス、分子系統樹の作成に至る実際の操作の流れを、その時に用いる実験機器なども併せて解説した。
 B研究紹介 (ポスター)
学会ポスターなどを通して、現在、研究室で行われている研究内容を研究テーマ毎に紹介した。
 C質問コーナーの設置
来場者からの質問(大学生活、研究内容など)について答える場を設けた。


<活動内容/具体的成果>
 来場者は、ショウジョウバエを用いた研究例を見ることによって、生物学に興味を持つことができたものと考えられる。
 企画側は、来場者への説明を通し、企画者自身の研究の原理、背景、意義などを再確認することができた。また、来場者の知識や関心に見合った説明を心掛けることで、対話能力も向上したことが考えられる。


<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
 今年度の企画は、前年度までの同企画とは日程が異なったため、これまでと比較して 来場者数が少なかった分、一人ひとりに丁寧に対応することができたと思う。しかし、一方で、来場者の客層も異なり、それぞれの興味に合わせて臨機応変に対応を変える必要があると感じ、来年度以降からは説明内容に幅をもたせるなど、改善の余地があると考えた。(里村)

 今年は例年と異なり細胞遺伝学研究室と合同でオープンラボを行うことができ、来場者にショウジョウバエをいろいろな角度から見てもらうことができたと思う。また質問コーナーの利用者が少なかったため来年からはこのコーナーの存在をよりアピールしていく必要があると感じた。(橋本)

 来場者別の研究室説明の最後には進路相談や受験相談などの質問があったがエレベーターホールに設けた進路相談コーナーはほとんど活用されなかった。来年以降は気軽に利用してもらえるように進路相談コーナーの配置等を工夫し、コーナーに気づいてもらう必要があると感じた。(磯部)

 本年度から展示の配置を大きく変更したことや、誘導する順序など臨機応変に対応できたことで、昨年度と比べて混雑を緩和することができたように思う。展示の内容に関しても、より一般的な内容を盛り込むようにした。
 翌年度以降に向けては、展示の内容や空間の使い方などを一層工夫することで、より良い展示になるように思う。(鳥居)

 展示の順番を工夫することで、来場者のスムーズな理解を助けることができたと思う。反面、一方的に説明する様な形になってしまったので、来年度以降は気軽に質問できるような雰囲気作りに努めたい。(岩本)

 使用する教室を増やし、入り口と出口を分けた展示を企画した事で、混雑や立ち往生といった昨年の課題を改善できた。一方で、説明者の知識量にかなりのばらつきがあるため、来場者ごとに見学の印象が大きく違ってしまっていたと思う。来年度は説明する内容の最低ラインを底上げし、専門的な事を、より分かり易い言葉で多くの来場者に伝えられるような企画にしたい。(西山)
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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