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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: オープンラボ 環境微生物学・微生物分子機能研究室
実 施 者: 神藏文佳,呉黎明,楠木綿太
実施場所: 8号館443室前廊下
実 施 日: 2012年 7月 16日
対  象: オープンラボ来場者

<概要/目的>
当研究室で行なっている研究内容を,研究内容をまとめたポスターや実験器具などの実物を見せながら紹介する。来場者は展示物や説明から,研究について興味を深めてもらう。これを通して企画者は,実験の意義や目的,手法などを再確認し,様々なバックグラウンドを持った来場者に対するコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力の向上を目指す。

<方法/企画としての特徴>
1.実験生物の展示,顕微鏡による観察
当研究室で使用しているシアノバクテリア,紅色光合成細菌,緑色硫黄細菌の培養試験管やプレートを展示した。また,それぞれのプレパラートを作成し顕微鏡で実際に観察できるようにした。

2.研究室内見学
希望者には研究室内にある設備や培養器などを見学して頂いた。

3.研究紹介(学会ポスター利用)
研究室前に貼ってある過去に学会などで発表したポスターを元に研究紹介を行った。


<活動内容/具体的成果>
来場者には当研究室での研究内容を知ってもらうことができた。
企画者は来場者それぞれに対する説明から実験の背景や目的,意義を再確認できた。来場者のバックグラウンドがそれぞれ違うため,相手に合わせた説明をすることで,プレゼンテーション能力が向上した。

<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
今回オープンラボで生物学に興味を持つ各年齢層の来場者に声をかけました。当研究室で行なっている研究内容を彼らに紹介しました。来場者に声をかけたことで自分のコミュニケーション力が向上しました。自分も来場者に紹介していくうちに研究室のことに詳しくなり、研究分野の研究意義をもっと深く理解できました。来場者からの意見を受けてこれから改善して次回も頑張ります。先輩たちがいろいろ教えてくれてありがたかったです。(呉 黎明)

今回のオープンラボでは,来場者の年齢が様々だった。中学生,高校生,大学生,大学院生,保護者,引率者など来場者に合わせた説明をするのが大変だった。バックグラウンドがそれぞれ違っていて,持っている前提知識も違うということが,自分たちの研究を広く一般の人に紹介するときの難しさを実感した。自分自身に対しては,研究紹介を通じて自分が理解していない事や研究の意義などの再確認ができた。課題点としては,研究室の概要が載っている年報や資料などを用意する。(楠木綿太)

大学受験を控えている中学生や高校生だけでなく、彼らの保護者も多く来場して下さった今回のオープンラボでは、普段の研究発表とは異なる、より噛み砕いた説明の仕方をしなければならない事に苦戦しました。手伝ってくれた当研究室の先輩方が来場者に説明している様子をみて、どのような表現をすれば分かりやすく伝えることができるのかということを学ばせて頂きました。また、来場者はオープンラボ用に用意した展示物や資料だけでなく、ポスター発表のためのポスターなどにも関心を示していたため、それらを簡単に説明できるよう準備しておくことが必要だったと感じました。 (神藏文佳)
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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