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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 進化遺伝学研究室オープンラボ(22/7/17)
実 施 者: 井手翼、植田泰地、佐藤伶圭、蔡宇佳、陳胤佳、熊谷颯之、上岡瑠奈
実施場所: 8号館4F進化遺伝側エレベーターホール+8-417、8-418室
実 施 日: 2022年 6月 9日
対  象: オープンラボ来場者(主に高校生やその保護者)

<概要/目的>
本研究室の研究内容・研究技術の紹介を通して来場者に大学とはどんな所かを感じてもらうことを第一の目的とする。加えて、進化遺伝学への興味を持ってもらうことを第二の目的とする。この目的を達成するために、興味を持ちやすい展示や説明を準備することで、企画者の企画能力の向上を図る。


<方法/企画としての特徴>
上記の目標を達成するために、企画を行った。

1. 研究紹介のポスター作成
本研究室で行われている研究内容を要約したA0ポスターを各グループで作成し、当日はそのポスターを用いて説明を行った。

2. 研究室ツアー
オープンラボ当日、来場者の方に研究室を案内し、実験器具・研究技術の説明を行う。具体的には、ショウジョウバエの展示や電気泳動の観察などを行った。


<活動内容/具体的成果>
企画通り、当日は研究紹介のポスター展示と研究室ツアーを行った。
ポスターについては、高校生でも理解しやすいように専門用語を使わずに作成するなど工夫を行った。その結果、生物学を専攻していない学生に対してもある程度の理解をしてもらうことが出来た。時に、来場者の方から質問も受けたことから、本研究室で行っている研究について興味をもってもらうことは出来たのではないかと感じる。
研究室ツアーに関して、事前のプラン通り説明を行うことは出来たが、課題が多く出るものであった。研究室ツアーを通して、研究技術などの仕組みを理解し、満足して帰られる来場者が多かったように感じた。しかし、本企画の課題点として情報過多な部分があることが明らかになった。実験手法や研究内容の説明が多かったために、聞いてる側としても疲労感を感じるものになってしまった可能性が考えられる。加えて、研究室ツアーの所要時間が長かったために、来場者の方を待たせる時間が多くなってしまった。これらの課題を解決するために、研究室ツアーで説明する内容について簡素化する必要があると考える。
また私たち自身の成果として、これらの企画を立案・実施する過程で自分たちの研究内容がどのように説明を行うことでうまく伝えることが出来るのかについて深く考えることが出来たため、企画能力と発表力の向上したのではないかと考える。





<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
・今回、代表者として研究室全体を取りまとめる困難さを感じることが多かった。特に、本研究室は参加人数が多かったため、事前に役割を振り分けることでもっと円滑に、準備・当日運営を進めることが出来たのではないかと感じる。今後は今回の得た経験を十分に活かしていきたいと考える。また、実施した企画において人に説明する機会が多かったため、発表力を向上させることが出来たと考える。(M1 井手翼)

・私は研究室のガイドツアーをメインに活動を行ったが、生物を履修していない来場者の方が多く、準備していたポスターや説明用パワーポイントが難しい内容になってしまっているように感じた。もう少し情報を絞ったほうが来場者の方々の理解がスムーズであったと反省する。一方で、来場者の反応を見ながら、理解に合わせて話をする必要があったため、研究内容を簡潔にまとめる力も向上が実感できた。(M1 植田泰地)

想定を上回る来場者の方々を迎えたが、共同企画者と連携して当初の目的を達成できたと感じる。特に学科説明会の終了後、ラボツアーへの参加希望者が集中したときには参加者を飽きさせないよう、用意したポスターや研究室の設備について説明し、実りある時間を過ごせるよう工夫した。一方、企画段階で来場者が多い場合の対応を用意していなかったことは課題である。コロナ禍で例年の常識が通用しない状況においては、より柔軟な企画作りが求められていると感じる。また、フィードバックのために来場者のカウントや案内終了後のアンケートを行い、具体的に評価できるようにすべきだった。(M1 佐藤伶圭)

思った以上沢山の人が来た、色々な大変なこともあったが、とても有意味な企画だ。私は主に準備した研究室の課題についてのポスターを来場者に説明したり、ガイドツアーを行った。来場者の反応から見るとやはり内容をちょっと難しいところがある。来場者は主に高校生と保護者だった、もっと高校生に生物学に面白さを感じるように説明するの重要性を強くて感じた。研究内容の説明はまた足りないところがあるが、今回の企画を通じて自分の研究をもっとわかりやすく説明することがだんだんできるようになったと感じた。(D3 蔡宇佳)

当日は思ったより遥かに多くの来場者が来ていただいて、現場を混乱させないように、私と共同企画者は来場者の対応に努力した。また、来場者は高校生と保護者が多いため、準備していた研究説明用ポスターはかなり難しく、ポスター内容の説明よりもっと導入について紹介するのが大事だと思う。色々大変なこともあったが、研究室のガイドツアーで来場者の方々と交流して、本研究室の研究や技術に興味を持ってもらうことができたと思った。とても有意味な企画です。(M2 陳胤佳)

展示物(ポスター、泳動ゲル等)の準備でメンバーと協力して進めることができた。当日はポスターや研究内容の説明を行った。来場者が生命科学や遺伝学のことを知るきっかけを作れたのではないかと思う。準備したスライドやポスター内容は一般の方には難しいものが多かったため、かみ砕いて説明する能力が身に付いたと思う。反省点としては説明メインの企画になっていたので、来場者の興味を惹くような展示物(実際のハエなど)をもっと増やして来場者側から自然と疑問を投げかけてもらえるような環境にするとより楽しんでもらえると感じた。(M2 熊谷颯之)

準備の段階では、ほかの研究室メンバーの研究ポスターも紹介できるようにその研究について改めて理解を深め、ラボツアーの際にどのように説明したら遺伝子解読について高校生や保護者に分かりやすく伝わるかを考えることができた。当日は、予想以上の来場者がいらっしゃって、慣れるまでどのように動いたら良いか分からず混乱したが、周りを見て人が足りないところに入り、ポスター説明やラボツアーの案内、人の誘導を行えたと思う。対面でのオープンキャンパスに主催者側として参加するのは初めてだったが、受験を控えた高校生や保護者と話すことができ、新鮮な気持ちになった。高校生以下らの意見として、高校で勉強する生物学とは違って大学での研究はかなり目的が具体的になり、より深いことを学ぶのが楽しみになった、大学受験のモチベーションになったという声を頂いて、やりがいを感じた。改善策としては、来場者に本研究室の研究内容への理解をより深めてもらうため、より分かりやすいポスター作りや説明、または目で見てわかりやすい実際のハエなどの展示を行うと良いと思った。(M2上岡瑠奈)
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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