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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 東京都立芦花高等学校臨海実習2012
実 施 者: 秋元優希(神経生物M2)、山田沙佳(神経生物D1)、松山龍太(動物生態M2)、鈴木航(動物生態M1)、塩入直也(発生プログラムM1)
実施場所: 神奈川県葉山町鐙摺(あぶずり)海岸
実 施 日: 2012年 8月 3日
対  象: 「生物T」履修生徒38名

<企画協力者>
奧溪真人(神経生物B4)、久保茂男(神経生物B4)

<概要/目的>
海岸動物の採集方法および分類についての指導。
@野外に生息する生物に触れ、生物に関する興味を高める。A潮干帯に生息する多様な生物を観察し、生物多様性について理解を深める。の2つを目的とし、指導を行った。

<方法/企画としての特徴>
班ごとに分かれて磯採集を行い、大学生・大学院生は各班に一人ずつ就いて採集方法や生物の説明などを行った。
また、採集後に生徒との会話の時間を設け、採集についての追加説明だけでなく大学生活について話すなどした。

<活動内容/具体的成果>
実習当日は非常に暑く、日射病に十分注意して実習を行った。

1.TA集合
TAは生徒が磯に来る前に集合し、磯の状況確認や注意事項を共有するなどした。

2.採集説明
生徒が磯に到着した後、挨拶および自己紹介と磯採集における注意事項などの説明を行った。

3.磯採集
生徒1班5人〜6人の計7班に分かれ、各班にTAが1人ずつ同行した。
適宜説明や指導を行い、安全な実習が行えるように努めた。

4.採集した動物の観察
班ごとに採集した動物をまとめ、分類・同定・観察を行った。
TAは捕まえてきた動物の生態を説明をしたり、分類方法などを指導した。
観察後、動物は海へ戻した。

5.生徒との交流
採集を終えた後、生物に関することや、大学生活に関することについて生徒と話しをした。
採集を通じて得た知識・経験の再確認や、大学に関する質問・疑問に答えた。



<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>

今回の臨海実習では、去年の生徒からこの実習の話を聞いていた生徒もいたためか、初めから磯採集に興味を持っている生徒が多かった。特に、女子生徒が元気で、沖の方へどんどん行ってしまうので驚いた。また、魚やカニなど動きの速い生き物にばかり興味を惹かれるようだったので、あまり派手ではないけど面白い生き物がたくさんいることを伝えることができていたらうれしい。(秋元優希)

磯採集の際に、早くから沖の方へ行ってしまう生徒が多く、潮が引いた岩場にもたくさん生物がいることを初めに伝えられたら良かった。最終後には採集した生物の分類や説明をしたが、興味深く聞いていた。生徒に磯採集を通して、より生物や海を身近に感じてもらうことができたのではないかと思う。(塩入直也)

©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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