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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 品川女子学院アウトリーチ −ニワトリ胚の観察−
実 施 者: 豊田千春、塩入直也、鈴木由季
実施場所: 品川女子学院
実 施 日: 2012年 11月 24日
対  象: 私立品川女子学院中等部・高等部の生徒 28名

<企画協力者>
山崎卓哉(発生プログラム研究室卒研生)

<概要/目的>
 本企画は発生プログラム研究室の福田公子准教授が品川女子学院高等学校で行なう特別授業に合わせて実施した。この企画は、対象者に生物学への興味を持つきっかけや、進路を考える上での判断材料にしてもらうことを目的とした。一方で 企画者自身の説明能力、情報発信能力の向上も図った。

<活動内容>
 鶏の有精卵は約20日間温めるとヒヨコとして孵化する。 ヒヨコも鶏卵も我々に身近な存在であるが、ヒヨコとして生まれてくるまでの様子を観察する機会は非常に少ない。そこで本企画では、比較的取り出すことが容 易で様々な構造を確認できる孵卵2日目の胚を、スケッチを通して詳細に観察してもらった。更に、グループに分かれて実験に関するディスカッションとその発表をしてもらった。

<成果>
 生徒達は楽しみながら実験をしていたように感じた。ディスカッションではTAのアドバイスを受けながらではあるが、生徒間で積極的に意見を交換していた
 TAは生徒たちの実験の補佐を行った。企画の準備と実施を通して、計画性や説明能力が身についた。





<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
 この企画にTAとして参加するのは3回目だったので、準備をスムーズにすることが出来た。生徒達は福田先生の話を真剣に聞き、実験も興味深そうに楽しんで行っていた。中学生と高校生が一緒に参加していたが、ディスカッションにもほとんど全員がしっかり参加していた。ただ実験をするだけでなく、そこからきちんと頭を使って考えることを体験してもらえたと思う。(豊田千春)

TAとしてこうした企画に参加するのが初めてだったため、器具の準備や手際良い動きができなかったが、TAとして指導をサポートするということがどのようなことなのか知ることができ、自分にとってもとても良い経験となった。基本的な作業については、ほとんどの生徒が問題なく行えていたため、もっと考えさせたり、ディスカッションをサポートできるような問いかけ等ができたら良かったと思う。今回の経験を活かして、今後もTAをする機会があれば活かしていきたいと思う。(塩入直也)
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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