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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: SPP研究報告会 -東京都立両国高等学校アウトリーチ-
実 施 者: 岡山唯、栗下大三
実施場所: 東京都立両国高等学校、付属中学校
実 施 日: 2012年 10月 1日
対  象: 東京都立両国高等学校生徒および付属中学校生徒 約30名

<概要/目的>
 本企画は発生プログラム研究室の福田公子准教授が東京都立両国高等学校で行なうSPP(サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト)をサポートするための特別授業に合わせて実施するものである。今回の企画では、学生が自ら考え行ってきた研究の成果を発表し、内容について議論を行った。
 この企画で学生には、研究を行った結果をどのようにまとめてプレゼンテーションすると聞く側に分かりやすいかを考えてもらい、実践してもらう。プレゼンテーションの技術は、大学だけでなく、今後企業などで働くうえでも大切な能力である。また、学生の見本となるために、企画者も研究の発表を学生向けに行うことで、企画者のプレゼンテーション能力の向上も図った。
 さらに、発表を聞き質問を行うことで、自分自身の理解、知識を深めるだけでなく、研究というもののアプローチの仕方を学んでもらうことを目的とした。
 

<活動内容/具体的成果/課題>
 各班ごとにパワーポイントを用いた発表を実際に行ってもらうことによって、プレゼンテーションではどのように自分たちが行った研究を紹介したらわかりやすく結果が伝わるのかを理解してもらうことができた。また、学生全員が質問をすることができるようになり発表会はとても盛り上がった。
 今後、来年度以降は学生があまりパワーポイントの操作に慣れていないようだったので、パワーポイントの使い方や、実験結果写真のとりかたなどを教えるのを検討すると良いと思う。

<感想>
 学生は非常によく考えてプレゼンテーションを作りこんでいたと思う。しかし残念なことに、その発表はみんなにわかってもらうためのものといえるものは少なかった。今後は、自分達の研究を全員にわかってもらうためにはどのように発表したらいいのかを考えながらプレゼンテーションを作ることを意識してもらいたい。発表会は質問も多く出て、よく盛り上がり素晴らしいものだった。
 学生たちが行ってきた研究はみな素晴らしく、態度も非常に勤勉な者が多かった。高校側には来年度も同様の企画を行ってもらい、理科、生物好きの学生が多く育つきっかけを作っていってもらいたい。(岡山 唯)
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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