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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 環境微生物学研究室オープンラボ「地球を育む微生物たち」
実 施 者: 田井雄飛・楠木綿太・小島素樹・畑中惟
実施場所: 首都大学東京8号館434前廊下
実 施 日: 2013年 8月 17日
対  象: 大学説明会・オープンラボ来場者

<概要/目的>
当研究室で行なっている研究内容を,研究内容をまとめたポスターや実験材料,器具などを見せながら紹介する。来場者は展示物や説明から,研究について興味を深めてもらう。これを通して企画者は,当研究室での研究の意義や目的,手法などを再確認し,様々なバックグラウンドを持った来場者に対するコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力の向上を目指す。

<方法/企画としての特徴>
1.実験生物の展示,顕微鏡による観察
当研究室で使用しているシアノバクテリア,紅色光合成細菌などの培養試験管やプレートを展示した。また,それぞれのプレパラートを作成し顕微鏡で実際に観察できるようにした。

2.研究室内見学
希望者には研究室内にある設備の見学,解説をした。

3.研究紹介(学会ポスター利用)
研究室前に貼ってある過去に学会などで発表したポスターを元に研究紹介を行った。年報や研究内容を簡単にまとめた資料を用意した。


<活動内容/具体的成果>
来場者には当研究室での研究内容を知ってもらうことができた。来場者からは,「光合成細菌や光合成細菌を材料とした研究に興味を持った」という感想を頂いた。
企画者は来場者それぞれに対する説明から実験の背景や目的,意義を再確認できた。来場者のバックグラウンドがそれぞれ違うため,相手に合わせた説明をすることで,プレゼンテーション能力が向上した。

<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
一般の方への説明は初めてだったが、微生物全般や当研究室について興味を持ってもらえたと思う。残念ながら今回は「説明」に終わってしまった。今回の経験を活かして、「説明」ではなく「対話」になるように努力していきたい。(田井雄飛)

大学説明会と同時開催だったため,高校生が多かった。学年を聞いてみると高校1年生も多く研究内容をかなり噛み砕いて説明しないと伝わらない場面もあった。大学説明会の内容が夏休みの宿題になっており,研究だけではなく入試についてや進路選択の相談も受けた。今回のオープンラボの内容で当研究室の研究に興味を持ち,年報や資料を持ち帰る方が多数見られたことは,説明+資料の準備が良かった。次回のオープンラボではより幅の広い世代の方が見られると予想されるので,研究の見せ方や説明の仕方により工夫をしたい。(楠木綿太)

今回のオープンラボでは高校生とその保護者で来場される方が多く、幅広い年齢層の方に説明を聞いていただいた。高校生はまだ進路が決まっていない生徒も多く、生物に興味をもってもらえるような説明をした。保護者の方には微生物の研究の応用も簡単に説明した。今回のオープンラボでは微生物研究の基礎を伝えるような資料を作っておらず、相手にうまく伝わっていたかどうかわからなかったため、次回への反省点としたい。(小島素樹)

今回のオープンラボは保護者同伴である方々が多く、高校一年生という早期の段階で訪れて来た人も少なくなかった。それだけに、微生物の知識はもちろん生物学の知識をほとんど持っていない方が多く、よりわかりやすい説明が必要とされた。しかし、ひとたび説明したり、研究室の中を案内すると多くの方々はとても興味を持っていただけました。就職活動をした身なので、研究室の案内だけでなく、その後の進路についてのアドバイスもできたことが良かった。(畑中惟)
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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