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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 分子遺伝学研究室オープンラボ「大腸菌とシアノバクテリアの世界」
実 施 者: 藤原 弘平 、岩舘 佑未、高木 光、倉田竜明、川口達也、萩原進、北村麻衣子、石川美咲、岩崎航大、栗尾洋平(分子遺伝)
実施場所: 首都大学東京 8号館 324
実 施 日: 2013年 11月 3日
対  象: 首都大学東京 大学祭参加者(特に首都大学進学希望の高校生や、近隣の住民など)

<概要/目的>
大腸菌という生物は、生物系の研究室で日頃から研究を行っている学生や、研究者にとってはとてもなじみのある細菌であり、研究材料としては代表的な生物といえる。
研究材料として多くの研究者が大腸菌を利用しており、また、当研究室で使用しているシアノバクテリアは光合成を行う微生物として非常に興味深い性質を持っている。
そこで、企画としては菌体を実際に観察したり、実験を実演したりしてもっとよく知ってもらう。また、その展示とからめ、遺伝子とはどのようなものなのか、現在、当研究室で行っている大腸菌遺伝子操作はどのような方法なのかを解説し、興味を持ってもらう。

<方法/企画としての特徴>
大腸菌やシアノバクテリアは生物系の研究者にとってはなじみの深い生物であるが、一般の方々にとってはその性質や特徴についてあまり知られていないと思われる。そこで、これらの生物としての特徴、また我々の研究内容について知ってもらうために参加者に向けたポスターを用意し各々の学生が説明した。
また、3つの簡単な実験(大腸菌からDNAを抽出する実験、遺伝子組み換えをした大腸菌としていない大腸菌の性質の違いを見せる実験、シアノバクテリアの細胞破壊実験)を実際に参加者に行ってもらい、実験の楽しさや驚きを感じてもらうことができた。

<活動内容/具体的成果>
様々な年代の方々がオープンラボに参加してくれた。すべての参加者が各々の実験に対して熱心に取り組んでいただき、結果が出たときには嬉しそうにしていた。一般の方々に対して研究や実験について説明する際は非常に丁寧に説明することができた。今回のオープンラボを通して、参加者は大腸菌やシアノバクテリア、遺伝学などについての正しい知識を身に付けることができたと思われる。

<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
岩崎航大
オープンラボを通して、普段よりも細かく丁寧に研究や実験について教えることができたと思う。参加者は実験の結果が出たときに驚きと共に非常に嬉しそうな表情をしていたので、実際に参加者に実験を行ってもらうような企画を用意して良かったと思った。前回のオープンラボの反省を活かしてさらに良い企画になったと思う。

栗尾洋平
限られた時間の中で自分が行っている研究内容をわかりやすく説明することは難しいとわかった。説明が長すぎるため、途中退屈そうにしている方もいた。また、今回のオープンラボでは対象者が高校生以下の方か自分自身の親世代の方が多かったように感じた。今後はオープンラボがあった場合にはすべてを説明するのではなく、ポイントのみ説明するようにしたい。

石川美咲
前回と違い、大学祭中のオープンラボであるため、スライドの内容をもっと基礎的な方面に変えた。主に父母世代を中心に聞いていただき、興味を持っていただけたと思う。呼び込みをもう少し積極的に行えばよかった、小学生でも楽しんでもらえるような内容の方がよかったなど反省点はあるが、前回に比べ、各々の役割を分担しつつ行えた。
一般向けに本当は難しい内容を分かりやすく説明する、という練習にもなり、得るものは大きかったと思った。


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