<企画協力者>石井遥、木村優希
<概要/目的> オープンラボ来場者に対して当研究室で行なっている研究内容を紹介することで、植物の光形態形成や細胞内運動に関して興味をもってもらうことを目的とした。一方で、企画者や協力者にとっては来場者に研究内容を紹介するため、プレゼンテーション能力の向上と研究内容の理解を深めることを目的とした。
<方法/企画としての特徴> ・ ポスター展示 幅広い年代が来場する大学祭オープンラボのために、研究内容を簡易に説明したポスター1枚と、研究室の様子を説明したポスター1枚を新しく作成した。 ・ スライドショー展示 ポスター展示だけでは表現しにくいライブイメージングの動画を取り入れることで、視覚的にも細胞内運動の理解へと役立てた。 ・ オオカナダモの原形質流動の展示 微小繊維を用いた細胞内小器官運動を、当研究室で研究している葉緑体光定位運動の話に関連づけて説明を行なった。 ・ 実験材料のシロイヌナズナとホウライシダの展示 モデル生物のシロイヌナズナと非モデル生物のホウライシダを展示し、それぞれを観察してもらいながら植物の特徴を説明することで、なぜこれらの植物を実験材料として用いるのかを説明した。
<活動内容/具体的成果> ポスターやスライドを使用しながら、当研究室の研究内容の紹介を行なった。多くの来場者に、当研究室で行なっている研究の面白さや重要性を理解してもらったと感じる。また実際に観察出来るブースを昨年度よりも多く設置することで、オープンラボに立ち寄り説明を聞いてもらえる機会が増えたと感じた。一方で、企画者・協力者にとっては相手の理解度に応じて説明する良い機会になったと感じる。
<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)> 大学祭のオープンラボは幅広い年代の方が来場するため、“簡単に分かりやすく伝える”をテーマに内容を構成した。展示物の配置に関しては、人通りのある位置に顕微鏡で観察出来るブースを設けることにより、オープンラボに立ち寄っていただく機会を増やすことができた。実験材料を展示するだけでも、どこに注目して観察するかを伝えることにより、来場者の驚きや喜びを引き出すことができることが分かった。来年度のオープンラボは、今回準備不足で実行出来なかった企画も加えることで、より植物分野の研究に興味をもってもらえるようにしたいと考えている。(木村泉美)
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