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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 日本語アカデミック・ライティングサポート ワークショップ
実 施 者: 谷口絵乃
実施場所: 東京都立大学8 号館イニシアチブスペース
実 施 日: 2023年 11月 17日
対  象: 理系学部に所属する学部1~3 年生

<概要/目的>
このワークショップを通して、学部生の実験ノートや実験レポートを書くことに対する苦手意識を少しでも
無くすことができるきっかけになることを目指す。また、企画者にとっても、研究の記録や修士論文の執筆
に向けて、科学的な文書の書き方を学び、見直す良い機会になると考える。さらに、後輩に指導する経験は、今後後輩への研究指導などにも活かすことができると考える。また、海外の研究機関によって提供される資料を和訳し、対象向けにまとめる経験は今後のゼミなどの資料作成の際に大いに役立つと考える。

<方法/企画としての特徴>
理系学部生を対象に実験ノート・レポートの書き方と効率化に関するワークショップを国際課のアカデミッ
クライティングサポートとの共同企画で行う。「バイオテクノロジー実験技術者プログラムの学生のための
実験レポート作成の手引き」をもとにした冊子を作成し、これから基礎実習や専門実習に取り組む1,2 年
生、卒研が始まる3 年生に,実験の記録やレポートの書き方を共有する場にする。

<活動内容/具体的成果>
 アカデミックライティングに関する多くの資料に基づいた冊子を提供し、学部生のレポートなどに関する疑問に対して共に考えることができた。参加者だけでなく実施者にとっても、科学的な文書の書き方を学び、見直す良い機会となった。特に展示にふさわしい参考図書の選定と、配布冊子の作成によって得られた学びが多かった。配布した資料は参加者の学部生にも喜んでもらうことができ、今後のレポート作成の手引きとして利用してもらうことができると考える。さらに、作成した資料冊子はレポートだけでなく、卒業研究のポスター発表でも活用できるものだと考える。資料や参考図書を活用して、より良い発表資料作成に役立てほしいと考える。
 また、ワークショップの準備に向けて、生命科学科バイオカンファレンスの実行委員の先生方にも協力を仰ぎ、さまざまな広報活動を行なった。実施当日だけでなく、ワークショップの実施などに際して、実施日以前の広報活動の大変さを学ぶ良い機会になった。

<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
 約15人の参加者を集め、ワークショップを実施することができた。これまでに生命科学科で実施されたことのない企画であったこと、国際課との共同企画が珍しく思われたようであった。また、バイオカンファレンスとの共同企画として実施することを提案したことによって、主に宣伝に関して生命科学科の先生方に協力していただくことができた。自主的に広報活動を行うことによって、想定の人数を集めることができたと自負している。
課題としては、参加時間や企画内容に曖昧さが残っていたため、参加者が最初どのように参加していいかわからない状態を作ってしまった。一人一人に対応する時間が短くなってしまったため、次回実施することがあれば、わかりやすいブースの設定を行いたいと思う。さらに、参加退出自由だけでなく、最初の10-15分は何かスライドで発表するなど、企画の多様化も試みたいと思う。
ファイルへのリンク
https://www.ic.tmu.ac.jp/study_abroad/jpacademic.html
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
TOKYO METROPOLITAN UNIVERSITY