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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: ♪もしかしてだけど もしかしてだけど  植物ホルモンと胚発生に興味あるんじゃないの〜
実 施 者: 大西由之佑、鈴木洋弥、高橋絢子、古田顕尚、宮川慎也、山本昂宏
実施場所: 8-320
実 施 日: 2014年 8月 16日
対  象: 6

<概要/目的>
・来場者に対して:研究内容の説明を通じて、植物ホルモンや受精・発生メカニズムの最先端研究に興味・関心をもってもらう。
・実施者に対して:自身の研究内容を専門的な知識のない来場者に分かりやすく説明することによって、プレゼンテーション能力の向上を図る。また、研究を分かりやすくまとめることで、自分の研究進捗状況を客観的に把握し、今後の研究計画に活かす。

<方法/企画としての特徴>
本研究室で取り組んでいる研究内容について、各分野ごとにポスター・プリントを用いて口頭で説明した。また、サンプルや試験体を実際に見てもらう事で、来場者の理解度や興味が高まる様に試みた。

<活動内容/具体的成果>
・活動内容
「植物の受精/胚発生・オーキシン・イネのストレス応答遺伝子RSOsPR10」の3点に分かれて説明を行った。ポスター展示、トウモロコシ幼葉鞘の重力屈曲の様子や、顕微鏡を使った植物細胞の観察や組織染色像などを実際に観察体験してもらった。
・具体的成果
多くの来場者に当研究室で行われている研究を伝えることができた。また受験生には、研究内容だけでなく、受験や大学生活の話をすることで進路を考える際の参考になったと思う。また、実施者も自身の研究をわかりやすくプレゼンテーションするための能力を培う良い経験となった。

<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
高校生、中学生など、生物学の知識がない来場者に対して、いかに簡単にわかりやすく興味を持ってもらえるように話をするかを考えながら説明をすることが出来た。また、口で説明するだけでなく、実際に顕微鏡を覗いて試料をみてもらいながら、視覚的説明をすることは大変効果的だった。(橋)

比較的基本的な内容のポスターと実際に学会で発表したポスターを、来場者によって使い分けて説明することができた。しかし、基本的なポスターは昨年度とほぼ似た内容になってしまったので、次回はもう少し近年わかってきた内容を組み込んだものを作成したい。学会で発表したポスターの説明時には、学会の雰囲気などに興味がある方が多かったので、学会時の写真などを展示できると良かったと思う。(鈴木)

昨年度の反省を活かし、1人にかける発表時間を短めにした。そのため、より多くの来場者に研究内容を説明することが可能となった。また、大学での研究生活についての具体的なイメージを持ってもらうために、実験をやる上での苦労話や工夫点を織り交ぜて話をした。そうすることで生命科学としての興味関心も持たせることが出来たと実感している。(山本)

昨年度にも増して多くの中高生、保護者が来研してくれました。今年の印象として本気で首都大の生命科学を専攻したいという意欲の高い学生が多くいました。首都大の雰囲気、そして大学生活、ラボに入ってからのこと、どういう勉強をしていったらいいか、実験関連のこと 数多くのことをポスター発表とともに自分達の経験を踏まえて伝えることができたと思います。発表ももちろんラボの雰囲気、生命科学専攻の自分たちの学校生活を紹介するポスター等があるとよりイメージしやすかったのかなと思います。
(宮川)

昨年度以上に来場者が多く、特に中学生に来て頂いたことが良い刺激になった。彼らは生物学をほとんど学んでいない為、いかに噛み砕いて伝えるかが難しかったが、写真や顕微鏡を覗いて頂くことでイメージを掴むことができなのではと思う。一方的な説明ではなく会話を重視することで飽きることなく興味を持って頂けたと感じた。
(古田)

前年度、来場者の混雑解消のため利用した「研究紹介動画」をヴァージョンアップし、より詳細な研究紹介動画を作成した。今年度は来場者が多く、一時は説明を行う学生の数をはるかに上回る来場者を迎えたため、本動画は待ち時間を過ごす来場者に対し効果的なものであったかと思われる。本研究室では、研究説明を1グループ1人の学生が対応するため、学生数を超える複数のグループが来場した場合、来場者に待ち時間が発生する。来年度は、複数グループへの説明を想定した準備がさらに必要ではないかと考える。
(大西)
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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