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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: GREEN HOUSE 植物×光
実 施 者: 木村泉美、石井遙、木村優希
実施場所: 8号館3階 エレベーターホール
実 施 日: 2014年 8月 16日
対  象: オープンラボ来場者

<企画協力者>
野口 久美子、宇野 亜由美、十文字 淳

<概要/目的>
大学説明会来場者に対して当研究室で行っている研究内容を紹介し、生命科学に興味を持ってもらうことを目的とした。また実施者にとっては来場者に研究内容を紹介する事で、分かりやすく説明する練習となり、自身の研究への理解を深めるきっかけとなる。

<方法/企画としての特徴>
・        研究室で行っている実験内容を紹介したポスターの展示や、観察の様子を紹介したスライドを流し、それぞれの説明を行った。
・        実験で使用している植物体の展示やオオカナダモを用いた原形質流動を観察してもらうことにより、ポスターで紹介している内容の理解度を深めてもらえるよう試みた。

<活動内容/具体的成果>
ポスターやスライドを用いて、当研究室の研究内容について説明を行った。実際に使用している植物体の観察と関連させて説明を行うことで、より多くの来場者に当研究室で行っている研究の面白さを知ってもらうことができたように思う。また来場者の多くが受験をひかえている高校生だったため、入学後の授業や実験内容についても紹介を行った。今後、進路を決定する際の参考としてもらえるような情報を提供できたように思う。
実施者にとっても、専門外の方に自身の研究を紹介するよい機会となり、プレゼンテーション能力の向上をはかることができたように感じた。


↑オオカナダモの原形質流動の展示とスライド展示


↑実験材料の展示


↑来場者への説明

<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
来場者に興味をもって聞いてもらえるよう、専門的な用語をあまり使用せずに研究内容の紹介を行った。一部の来場者からは「面白い」という声を聞くことができたが、研究内容に興味を持ってもらうことができなかったと感じる場面も少なくなかった。来場者の知りたい内容や、理解度に合わせた説明の工夫が今後必要であると感じた。また一度に多くの来場者がきた際、説明が間に合わず、来場者がそのまま立ち去ってしまう場面が多々あった。実施者がいない間も何か観察を行ってもらえるような展示の工夫が必要であると感じた。(M1 木村優希)

例年の展示に加えシロイヌナズナの野生型や変異体を展示する事により、ポスター展示だけでなく、実験材料の展示からも研究の話をしやすくなった。またシロイヌナズナの展示は、ホウライシダやヒメツリガネゴケとは異なり顕微鏡を必要としないため、一度に多くの人に観察してもらいながら説明する事ができた。大学説明会のオープンラボのように多くの方が来場する際には、とても効果的であったと感じる。
それでも来場者が多い時間帯は、展示スペースが人でいっぱいになり混雑した状況であった。時間帯に合わせ実施者の人数を増員するか、空いている研究室から先に回ってもらうようにアドバイスする等の対応が必要であると感じた。また実施者は名札をつける等の工夫をし、来場者がどの人に聞けば良いかを一目で分かるようにするとともに、実施者からも積極的に来場者へ声をかけていく必要があると感じた。
展示の面では実施者によって話す長さが異なっていたため、話している内容にも差が出ていたのではないかと考える。事前に話す内容や長さを統一しておく必要があると感じた。またスライド展示は、改善の余地があると考える。(M2 木村泉美)

顕微鏡を使った観察は来場者が興味を示してくれるため、そこからポスターの説明などに移りやすく効果的であったと思う。実体顕微鏡と光学顕微鏡の間にポスターとスライドが展示してあり、実体顕微鏡での観察→ポスターの説明で離れてしまい光学顕微鏡で観察する来場者が少なかったため、顕微鏡の配置を考える必要がある。
研究内容の説明の際にポスターの内容を説明することが多かったが、さらにパソコンを使いムービーを見せながら説明することで来場者が研究内容についてより理解できるのではないかと感じた。
 (M1 石井遥)
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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