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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 環境微生物学研究室オープンラボ「えっこんなところに微生物!?」
実 施 者: 小島素樹・合志真衣
実施場所: 首都大学東京8号館434室
実 施 日: 2014年 8月 16日
対  象: 大学説明会・オープンラボ来場者

<概要/目的>
当研究室で行なっている研究内容を、学会発表で用いたポスターや実験材料、器具などを見せながら紹介する。来場者は展示物や説明から、研究について興味を深めてもらう。これを通して企画者は、当研究室での研究の意義や目的、手法などを再確認し、様々なバックグラウンドを持った来場者に対するコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力の向上を目指す。

<方法/企画としての特徴>
1.実験生物の展示、顕微鏡による観察
当研究室で使用しているシアノバクテリア、紅色光合成細菌などの培養試験管やプレートを展示した。また、それぞれのプレパラートを作成し顕微鏡で実際に観察できるようにした。
また、机の上や人の顔など身近な場所から採取した菌を培養し展示した。
2.研究室内見学
希望者には研究室内にある設備の見学、解説をした。
簡単な装置については見学者にも実際に操作をしてもらい、研究がどのように行われるかを認識してもらった。
3.研究紹介(学会ポスター利用)
研究室前に貼ってある過去に学会などで発表したポスターを元に研究紹介を行った。年報や研究内容を簡単にまとめた資料を用意した。

<活動内容/具体的成果>
来場者には当研究室での研究内容及び身近なところにいる微生物を知ってもらうことができた。来場者からは、「意外と身近なところに微生物がいるとは知らなかった」など、本タイトルを理解していただけたような感想を得た。
企画者は来場者それぞれに対する説明から実験の背景や目的、意義を再確認できた。来場者のバックグラウンドがそれぞれ違うため、相手に合わせた説明をすることで、プレゼンテーション能力が向上した。

<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
昨年度は展示する微生物の準備不足などでうまく発表できなかったものがあったが、今回は準備に力を入れそのようなことがないようにした。実際に実験器具を扱ってもらうことで、特に高校生への実験への興味が強くなったように感じた。(小島)

内容を理解できるように展示物を工夫した結果、それをきっかけに来場者の方から質問をいただくことがあった。興味を持ってもらえたと嬉しく感じた反面、口頭での説明が難しく、来場者の方が求めていることに適切に答えられなかった。次回は説明の仕方を改善し、研究により関心を持ってもらえるような分かりやすい解説ができるようにしたい。(合志)
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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