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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 分子遺伝学 文化祭オープンラボ 大腸菌変異株からみる分子遺伝学
実 施 者: 藤原弘平、高木光、萩原進、岩崎航大、石川美咲、桐野一晟、船迫紀之
実施場所: 8号館328
実 施 日: 2014年 11月 3日
対  象: 文化祭オープンラボ来場者


<概要/目的>
当研究室で使用している大腸菌は一般の方には親しみがなく、高校などで実験などは行われていないと考えた。そこで、オープンラボでは大腸菌を使用した実験の説明を通し、研究の意義等を理解してもらうことを目的とした。具体的には、大腸菌高温変異体の表現型を顕微鏡で観察し、視覚的に分子遺伝学を感じて興味をもってもらえる様にした。

<方法/企画としての特徴>
野生株と変異株の培養後でどの様な違いがおきているか観察してもらった。口頭やポスター等での説明だけでは、なかなか理解してもらえないと考え、視覚に訴えた事が特徴である。特に、顕微鏡の映像をプロジェクターで写し、解説を加えつつ来場者に観察してもらえ理解が深まったと思われる。また実体顕微鏡でコロニーを観察してもらい、液体培養の大腸菌と比較できるようにした。

<活動内容/具体的成果>
来場者に対して顕微鏡で大腸菌を観察した後、モニターで菌株を映し説明した。今回は実地場所が狭かったため、モニターを見せて説明した後、詳しい説明は外に貼ってあるポスターとともに行った。その結果、来場してくださった方々を長い間待たせることなく説明することが出来た。十分な説明時間、及び質問時間を確保することができ、一人一人に丁寧に対応することが出来た。温度感受性変異株は大腸菌が数十倍に伸びるため、視覚的なインパクトが大きく、来場者全員に興味を持ってもらえた。

<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
前回と違う場所であり会場が狭くなったため、顕微鏡の配置などを工夫して対応した。会場の位置がわかりにくい場所であったため、入り口をわかりやすくする工夫が必要だと感じた。<M1 船迫>
初め、計画していた場所が使えず狭く目立たない場所で行わなくてはならなくなったので、もう少し目立つように工夫して人を呼び込むべきだったと思った。場所や入口をわかりやすくすることの重要性を感じた。<M1 桐野>
普段はあまり触れることのできない大腸菌を実際に顕微鏡で見てもらう事で、病原性のあるO157としてのイメージだけでなく実験生物としての大腸菌を多少は理解してもらえたと思う。<M2 岩崎>
高校生が主な対象であった前回と異なり、幅広い年齢層がお客さんとして来た。主に保護者の方々に興味を持ってもらえる内容であったことが深く印象に残っている。より一般の方々に分かってもらえるような説明能力が要求されると感じた。<M2 石川>

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グループでの活動は,最終項目のみ,全員記入ください.
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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