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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: オープンラボ・発生プログラム研究室ホヤチーム「たったひとつの卵から」
実 施 者: 関上由佳、中澤啓一
実施場所: 8号館247
実 施 日: 2014年 11月 3日
対  象: オープンラボ来場者

<企画者>
関上由佳、中澤啓一

<企画協力者>
大沼耕平(特任研究員)、名取由加(卒研生)

<概要/目的>
大学祭に合わせて、研究室でおこなっている研究を紹介するオープンラボを企画した。この企画を通して、来場者に、研究に用いている動物(ホヤ)や、発生生物学の分野について興味や関心を持ってもらうことが目的であった。また、企画者にとっては、一般の方々に分かりやすく説明する力や、展示内容を企画する立案力を身につけることが目的であった。

<方法/企画としての特徴>
大学祭のオープンラボには、子どもからお年寄りまで、多様な年齢層の方が来場する。そこで、今回は、ホヤとはどういう生き物であるか、どのように発生するのか、を知ってもらうことを主なコンセプトとし、以下の展示を企画した。

●実験動物であるホヤの紹介と、ホヤを研究に用いる理由の説明
ポスターを展示し、企画者、企画協力者が研究の説明を行った。

●受精卵から成体に至るホヤの発生過程の観察
カタユウレイボヤの各発生段階の固定胚を顕微鏡下に展示した。各顕微鏡の横には、胚の説明を記載したプリントを置き、説明の補助とした。幼生、幼若体は生体を展示し、ホヤの幼生が泳ぐことや、発生過程で形を大きく変えることをより実感してもらえるように努めた。

<活動内容/具体的成果>
来場者に、上記の展示を見てもらいながら、
・ホヤとはどのような生物か
・なぜホヤを研究対象としているのか
・どのような発生様式なのか
について説明した。
展示数を絞ったため、来場者が大勢来たときでも混乱なく対応でき、またシンプルで分かりやすい展示になったと考えている。
多くの来場者に興味をもってもらうことができ、ホヤについて、またホヤを用いた研究の一端について、情報を提供することが出来た。
企画者にとっては、話す相手に応じて、自らの知識や考えを整理して説明する能力を高める良い機会になった。

<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
これまでの企画で、展示内容や展示方法について何度も改善を図って来たこともあり、今回は大きな問題もなく企画を実施出来たと感じている。ただし、本研究室では今年度卒業する学生が多く、来年度はニワトリの展示も含め非常に少人数の大学院生でオープンラボを実施することになる可能性がある。これまでのようにニワトリとホヤで別々に企画を実施するのではなく、合同で企画するなど、再び抜本的な改善が必要になるだろう。(中澤啓一)


 今回は大学祭でのオープンラボだったので、多くの来場者が訪れることが予想された。今回は,次の2点を来場者に伝えることを目的として展示を行った。
・ホヤはどのような生物であるか
・ホヤは受精卵からどのように形を変えて成体になっていくのか
その結果、
1)目的を絞ったことで、簡潔にわかりやすく説明を行うことができた。
2)展示をスムーズに見てもらう工夫:発生が進むと胚がどのように変化するのかを、来場者に知ってもらうことが今回の目的の一つだったので、来場者には、発生段階に従って展示をみてもらう必要があった。しかし、スタッフの人数が少ないため、来場者をそのように案内できない場合があると、これまでの経験から予想できた。そこで、来場者が容易に分かるように、順路を表示した。 
 実際、来場者が集中して訪れてスタッフがすぐに対応できない場合があったが、多くの来場者には、表示された順路に沿って進んでもらえたので、これまでのように大きな混乱は起きなかった。今回の工夫で改善できたと言える。(関上由佳)


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