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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 高校生ゼミナールサマーセッション
実 施 者: 秋山礼良・市川里紗・中村遥・清野健司
実施場所: 首都大学東京 南大沢キャンパス 8号館287室、キャンパス内
実 施 日: 2015年 7月 28日
対  象: 事前に受講を希望した高校2,3年生  60名

<概要/目的>
受講者が問題なく実習に参加できるような環境づくりに専念することで、企画者は質問に対し正しく答えることや事前準備を通じて企画力を鍛えることができる。また、専門的かつ実践的な生物学の一端を体験してもらうことで、受講者に生物学の楽しさや魅力、難しさを味わってもらう。

<方法/企画としての特徴>
受講者を30人ずつ2グループに分け、各々のグループに1日ずつ(計2日間)以下
の内容で実習を行った。
@ 前半ではショウジョウバエの採集法を説明し、受講者に実際に野外採集を体験して
もらった。企画者は、これの補佐に当たった。
A 実習室に移動し、ショウジョウバエの種同定実習を行った。これには、事前に用意した複数種のショウジョウバエ (計9種、1班につき5種) を用いた。企画者は実施内容が
円滑に進むように、受講者を指導した。

<活動内容/具体的成果>
担当教員の講義を補佐することで受講者の理解を助け、同時に受講者自らが前向きに臨むことができる環境をつくることができた。この活動を通じ、実際にイベントを企画することや、責任感をもって仕事をするを学べた。
また受講者においては、実習通して、大学での研究活動の一端を知ることが出来た。

<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
この企画では、受講者が使うハエやその他準備を引き受けた。去年までの経験や反省を活かし、実験器具などの不備はほとんどなかったように思える。この面においては企画力の向上を実感できた。
しかし、高校生の試験ということもあり、実習中にどのように受講者と接していくかはこれからも考えていく必要がある。(中村)

本企画は高校生の入試の一環である。自主性を問う内容であるため、過干渉にならないようにしつつ円滑な進行を行う必要がある。この観点から見ると、当日、実習直前の準備に去年に比べ無駄が減っていたように思え、企画力や計画性を持って取り組めたと考えられる。
班によっては種の同定に時間がかかっていたため、適度なヒントを与えるなども行ったが、その内容についてはまだ一考の余地があると思われた。(M2 秋山)
 本企画で自分は対人コミュニケーション能力が向上したと考えている。本企画の二日間で高校生の質問に対してスムーズに答えられることが多くなったことから向上したと感じた。
また、実習で使用するトラップの設置などの事前準備にあまり携われなかったため改善しなければいけないと感じた。(清野)


©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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