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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 植物環境応答研究室オープンラボ「植物と光」
実 施 者: 野口久美子
実施場所: 8号館3階エレベーターホール
実 施 日: 2015年 8月 16日
対  象: オープンラボ来場者

<企画協力者>
D1 木村泉美 
M2 石井遥 木村優希
M1 十文字 淳
B4  石川美佳 井上真由乃

<概要/目的>
オープンラボ来場者に対してポスターを用い、研究概要を説明した。また、シダ植物とコケ植物を実体顕微鏡で観察する体験をしてもらった。生物を学んでる高校生やそうでない高校生またはその親御さんに対して分かりやすい表現と説明を心掛け、生命科学に興味を持ってもらうことを目的とした。さらに、今後の進路選択の参考になることを期待し、学生との対談コーナーも設けた。

<方法/企画としての特徴>
1.ポスターの展示と研究関連スライドの放映
研究室で行なわれている研究内容を書いたポスターを展示し、説明をした。また「植物と光」の関係について作成したスライドの放映を行なった。
2.研究で使用している植物の観察
実際に研究で使用しているシダ植物とコケ植物を展示し、実体顕微鏡を使って、来場者自身に観察体験をしてもらった。また、それぞれの植物を研究で用いる利点についても説明した。
3.学生と対談コーナー
学生と対談するコーナーを設け、高校生を対象に受験勉強や進路について個別相談を受けた。

<活動内容/具体的成果>
1日を通して多くの来場者に来て頂けた。TAそれぞれは役割分担されていたが、その場の雰囲気で臨機応変に対応したため、来場者を待たせることなく説明することができた。上記内容をTAそれぞれが心掛け、説明を行い、個別相談も各自が受けたことで来場者の多くが生命科学や生命科学コースに興味を持ってくれたように感じた。「学生と対談コーナー」に関しては、設置した場所や宣伝不足だったことから、あまり来場者に活用して頂くことはできなかった。1日を通して、TAや企画協力者は、専門外の一般の方に自分の研究を説明する貴重な経験をし、分かりやすく説明する能力が向上したように思う。また、自分の研究内容の理解を深める良いきっかけとなった。

<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
専門外の方に研究内容を説明する機会はなかなかないため、良い経験ができた。研究内容を分かりやすくかつ興味を持ってもらえるように説明することを心掛け、一方的に話すことはせず、来場者の顔を見ながら話を進めるようにした。また研究関連スライドも分かりやすいイラストや読みやすいスピードを考え、様々な工夫を施し作成した。反省点としては、「学生と対談コーナー」を来場者にあまり活用して頂けなかったことである。会場の設置場所が奥まっていたことやチラシなどによる宣伝を行なわなかったことが原因であると考えられる。次回は適切な会場設置を心掛け、宣伝活動も手を抜かずに行ないたいと思う。(野口久美子)

来場者の方により興味を持って頂けるよう、身近な話から研究内容につなげて話すよう心がけました。専門外の方に研究を紹介することにより「話し方」を考えるよい機会となりました。顕微鏡のコーナーとポスターのコーナーで人が分散していたため、ほとんどの方と学生が話すことができたと思います。ただ対談コーナーについてはポスター等でほとんど紹介が終わってしまい、なかなか活用して頂けませんでした。研究以外の話については対談コーナーへ誘導するなど、場所を活用できればよかったと思います。(木村優希)

来場者のほとんどが高校生とその保護者の方だったため、出来るだけ話が分かりやすくし、興味を持ってくれる内容が異なるために、来場者ごとに反応を見ながらどのように接するかを考え説明を行なった。どのように話せば相手に上手く研究内容が伝わるのかを考える良い機会になった。問題点としては、ポスター説明を行なっている時に、対談コーナーで行なった方が良い質問をされ、その場で答えていたため対談コーナーを使う人が少なかったことである。質問内容によって、途中で対談コーナーに誘導すれば、より対談コーナーを活かすことが出来たと思う。(十文字淳)

大学説明会で行なわれるオープンラボでは、来場者のほとんどが受験を考える高校生またはその保護者である。そのため、今企画のなかでも、進路相談ができる”学生と対談コーナー”が最も需要があるのではないかと考え、他2つの展示前を通らなければたどり着けない位置に配置した。しかし実際は、研究内容や顕微鏡を見るコーナーの方が人気が高く、来場者との会話の中でも「どちらかというと研究の話が聞きたい」といった声が多かった。今回の経験を踏まえ、今後は企画の配置や内容自体を再検討する必要があると感じた。
また高校生の中には、夏休みの宿題として、複数の大学説明会やオープンラボをまわった上で、レポートを書く必要がある人もいるそうだ。そこで、研究室の紹介を簡単にまとめたA5サイズの紙を参考資料として配布することで、レポート作成に役立ててもらうのも効果的なのではないかと考える。(木村泉美)

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