<概要/目的> 今回のオープンラボでは、前年度や7月19日に行った時と同様、一度にいらっしゃるお客様が数十人から100人を超えることが予想された。そのため、極力待たせることなく、我々の研究や微生物について理解していただくことを目的とした。
<方法/企画としての特徴> 1、ポスターによる微生物の理解 様々な場所に住んでいる微生物を、写真を豊富に掲載することにより、視覚的に微生物の姿を把握できる。
2、顕微鏡による実際の微生物の色や形を観察する 顕微鏡で実際に観察できるものを、ディスプレイに映像として写すことで、一度に多くの方々に体験していただける。
3、研究室内部の説明 将来、研究室に配属された時の自分を想像する材料に少なからずなる。
<活動内容/具体的成果> 我々の研究の一つである温泉の微生物を中心にポスターを用いて、生息場所や多様性について、理由を含め説明を行った。顕微鏡による観察では、実際のサンプルだけでなく、タブレットでサンプリング状況を映した写真を見ていただいて、説明を工夫した。また来場者の方々の質問に答えることで、お互いの理解を深め合うことができた。保護者の方々からは入試や大学に入ってからについての質問が多かったが、それについてもしっかりと回答することができた。
<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)> 今回は企画側の人数も少なく、一人一人が自分の役割をこなすことが要求された。そのため、4年生にはどのような話をすればいいのかを簡単に説明し、その後は本人たちに一任し、自分は各ポイントの説明や4年生の手助けなどを行った。4年生は最初こそ戸惑っていたものの、すぐにしっかりとした説明をしてくれ、非常に心強いと感じた。来場者の方々には、待ち時間もほとんどなく、温泉を中心とした微生物の多様性やその生い立ち、また様々な場所に存在する微生物についても理解していただけたと思う。(河合)
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